春田の心理と世間的評価
「きっと、1話からもう牧のことが好きだったって思うんです」
春田創一演じる田中圭は、おっさんずラブ公式ブックでそう語っている。
確かにそうだと思う。しかし春田の行動は、牧の気持ちに否定的な部分が多かった。
それは何故か。春田が同性での恋愛について偏見を持っていたからである。
そこで、実際の春田の言動を確かめていく。
2話の言動に焦点を当てていく。
まず武川さんに相談するシーン。ここで春田は「冗談なんですかね?」と相談している。春田は武川さんに「それは冗談だろ」と後押ししてもらい、自らの考えが間違っていないことを確かめたかったのであろう。しかしその考えは真っ向から否定されてしまう。
また、春田はキスをされたことに対して「びっくりしてよくわからなかった」と発言しており、キスされたこと自体への嫌悪感はないと思われる。
では何故、春田は牧のキスについてあれほどの動揺を見せたのか。もちろん牧の真意が見えないからというのもあるが、もし相手が男ではなく女だったら春田は完全にこの行動を好意ととっていただろう。つまり春田は相手が男だということに引っかかりを感じているのだ。
前述で春田が「びっくりしてよくわからなかった」と発言しているが、牧のキスを好意と受け取っていいのだろうか、という彼なりの葛藤があったはずだ。
おっさんずラブの世界において大半の人が男女にこだわりを持たず、”相手が好きかどうか”に重きを置いているのに、春田だけが異様に男女というものにこだわりをもつ。”相手が男だから”、”男同士だから”、そういう観点で春田はあのキスをどう解釈していいのかわからないと悩んでいるのだ。つまり、春田は自分が牧のキスを受け入れてしまったら自分は同性愛者にカテゴライズされてしまうのではないか、もしくは世間的から偏見を持たれるのではないか、ということを気にしているのだ。
2話ラストシーンで牧を探しに走るシーンでも、
春田N「ただ、牧が男だからダメなのか?俺は……俺は……」
春田「俺はロリで巨乳が好きなんだよー!!」
と自らの気持ちと対峙するシーンがある。春田は自分の気持ちに答えを出していない。キスを悪く思っていない自分と、そんな自分の気持ちは世間から批判されるので”自分は女が好きだ”という再確認をするという葛藤が見受けられる。
春田が牧に対して偏見を持っているのではない。春田は、牧の気持ちに応えることで、自らが世間から偏見を抱かれるのではないかという恐怖と戦っているのだ。
この戦いは、5話で大きく進展する。5話では芸能人カップルのお忍物件探しが話のメインとなっている。
熱愛がバレないようにトップシークレットで物件探しをしているのだが「別に熱愛がバレてもいい」という彼氏と「絶対にバレてはいけない」という彼女で喧嘩が起きる。ここでは『恋愛の世間的評価』がテーマとなっている。今まで世間の目を気にして牧の気持ちに真正面から向き合えないでいた春田だったが、これを機に異常に世間の目を気にすることはなくなった。
「きっと、1話からもう牧のことが好きだったって思うんです」
春田創一演じる田中圭は、おっさんずラブ公式ブックでそう語っている。
確かにそうだと思う。しかし春田の行動は、牧の気持ちに否定的な部分が多かった。
それは何故か。春田が同性での恋愛について偏見を持っていたからである。
そこで、実際の春田の言動を確かめていく。
2話の言動に焦点を当てていく。
まず武川さんに相談するシーン。ここで春田は「冗談なんですかね?」と相談している。春田は武川さんに「それは冗談だろ」と後押ししてもらい、自らの考えが間違っていないことを確かめたかったのであろう。しかしその考えは真っ向から否定されてしまう。
また、春田はキスをされたことに対して「びっくりしてよくわからなかった」と発言しており、キスされたこと自体への嫌悪感はないと思われる。
では何故、春田は牧のキスについてあれほどの動揺を見せたのか。もちろん牧の真意が見えないからというのもあるが、もし相手が男ではなく女だったら春田は完全にこの行動を好意ととっていただろう。つまり春田は相手が男だということに引っかかりを感じているのだ。
前述で春田が「びっくりしてよくわからなかった」と発言しているが、牧のキスを好意と受け取っていいのだろうか、という彼なりの葛藤があったはずだ。
おっさんずラブの世界において大半の人が男女にこだわりを持たず、”相手が好きかどうか”に重きを置いているのに、春田だけが異様に男女というものにこだわりをもつ。”相手が男だから”、”男同士だから”、そういう観点で春田はあのキスをどう解釈していいのかわからないと悩んでいるのだ。つまり、春田は自分が牧のキスを受け入れてしまったら自分は同性愛者にカテゴライズされてしまうのではないか、もしくは世間的から偏見を持たれるのではないか、ということを気にしているのだ。
2話ラストシーンで牧を探しに走るシーンでも、
春田N「ただ、牧が男だからダメなのか?俺は……俺は……」
春田「俺はロリで巨乳が好きなんだよー!!」
と自らの気持ちと対峙するシーンがある。春田は自分の気持ちに答えを出していない。キスを悪く思っていない自分と、そんな自分の気持ちは世間から批判されるので”自分は女が好きだ”という再確認をするという葛藤が見受けられる。
春田が牧に対して偏見を持っているのではない。春田は、牧の気持ちに応えることで、自らが世間から偏見を抱かれるのではないかという恐怖と戦っているのだ。
この戦いは、5話で大きく進展する。5話では芸能人カップルのお忍物件探しが話のメインとなっている。
熱愛がバレないようにトップシークレットで物件探しをしているのだが「別に熱愛がバレてもいい」という彼氏と「絶対にバレてはいけない」という彼女で喧嘩が起きる。ここでは『恋愛の世間的評価』がテーマとなっている。今まで世間の目を気にして牧の気持ちに真正面から向き合えないでいた春田だったが、これを機に異常に世間の目を気にすることはなくなった。