SF西遊記スターシンガーより、ポピニカ版スターマシンのジャンク品をリペアしました。

今回はスターカッパー編です。







破損しやすい先端のノーズ、紛失しやすいパラボラ状のパーツと上部のアンテナ部分、そしてミサイルを作りました。

ミサイル発射ギミックの基部は今まで触れたことのない形状で、最初はどのような構造か分からず戸惑いましたが、実際は銃口内部に段差があり、ミサイルの形状もよくある形でした。

樹脂の弾性でミサイルのストッパーを動かす構造で、パーツを単純化できるものの、パーツにクセがついてしまうと暴発しやすくなるためか、手持ちの玩具ではスターカッパー以外に見ない構造ですね。








主なギミックは主翼の回転と折りたたみ。

三機ともプラスチック部分は少量のフラットベースを入れて半艶に、ダイキャスト部分には仕上げにウレタンクリヤーを塗ってツヤツヤにしています。

古い玩具共通の問題点として、青いプラスチックの劣化があります。スターカッパーも例外ではなく、組付けに少し力を加えただけで尾翼の一部が簡単に割れてしまいました。

主翼折りたたみの付け根は負荷がかかりやすい形状なので、これ以上破損しないよう気を付けて扱いたいです。

劣化したプラスチックってなぜか接着もしにくいんですよね。








スターカッパーにはサージョーゴが搭乗しています。
コックピット内が狭い上に身長が一番高いサージョーゴを乗せるため、三角座りのかなり窮屈な姿勢で乗っています。
リペアよりもその可動範囲を確保するほうが大変でした。








サージョーゴ。
基本的にジャンクーゴと構造は同じです。
手首は玩具らしく遊びやすいよう、そして壊れないように親指の凹凸部分だけの記号化で簡略化しています。
武器やカラーリング、各部の形状は超合金のデザインを参考にしました。

このサイズで一番のネックは股関節の構造です。ボールジョイントの自作は保持力の心配がありますし、それより太ももに受けを設けるスペースがありません。
一軸の場合は股間に足を前後に動かす回転用の軸を差し込むスペースがありません。
そこで軸の差し込みはお尻側に設け、足を広げる時は軸の回転、前後に動かす時はジョイントの可動にし、腰が不自然に広くならないようにしています。


次回はスターブードです。