今日から東京都内の中学受験がスタートです。
私立から始まり、その後都立。
午前/午後で、掛け持ちで複数の学校を受験する子もいます。
こぢろは1校のみ受験なのですが、複数試験日が設定されているので
2回受験するチャンスがあります。
が。
2回目の方が合格定員が少ないので狭き門。
つまり、1回目(今日)受けて落ちたら、2回目で合格するのはほぼ奇跡。
ということで、今日だめなら、まぁ、ほぼ無理でしょう。ということになります。
ただ、受験は運もある。
特に、理科、社会については範囲が広いのでどこが出題されるか?にも
左右されます。
もちろん万遍なくできるのがベストなんですけど、、、
得意な分野。
苦手な分野。
ありますよねー。
こぢろは、歴史、公民は得意だけど地理が苦手。
そして理科は、「算数が嫌い」な思考が色濃く出ていて、水溶液とか
ばね、体積などは絶望的に苦手。
生物や天体は好きだけど実験器具はからっきしだめ。みたいな、ムラがありまくり。
安定しているのは国語のみです。
そう。国語だけは安定の高得点。高偏差値。
これは、去年の夏期講習前に、一つの決断をしたことによります。
夏期講習前に、こぢろと私はつかみ合いの大喧嘩をしました。
とにかく、算数が嫌いで嫌いでしかたないこぢろ。
単純な計算問題ですら、「算数」と聞いた途端に拒否反応を示すこぢろ。
考えもせず「算数」というだけで思考停止になるその姿勢に、私がキレました。
でも、こぢろも負けずにはむかってくる。
泥沼。
「俺だって頑張ってんだよ。でもわけわかんないんだよ。他の教科は
頑張ってるのになんでできない算数にだけ文句つけてくるんだよ」
泣き叫ぶこぢろを見て、「あ、そうか・・・」と。
そうかそうか。と。
「わかった算数は捨てよ」と、あっさりこぢろの意向を受け入れました。
塾の先生にお願いしたのは、徹底的に国語を伸ばしてくださいと。
その次には理科と社会でお願いします。
算数は0点でない程度で結構です。
と。
算数の出来なさは、国語でカバー。
算数を頑張るくらいなら、理科社会を頑張らせてください。と。
ただ、4科目受験といっても算数を捨てるのは結構な痛手なのです。
志望校の入試配点としては
国語 100
算数 100
理科 50
社会 50
こんな感じになるから。だから、はっきりいって算数を捨てるなら
国語は満点。
理科社会も人並み以上でないと、受験突破は難しくなる。
それでも。
いいか。と。
私の勝手な持論なんですけど(笑)国語がすべての学力の基礎だから
国語が出来れば、後から他の学力はついてくる。と思ってるんです。
それならとことん今のうちに国語を伸ばしておいて、算数は後からなんとか
しようという作戦。
(算数はおそらく時間をかけないと急には伸びないと思うから)
本人の傾向から考えたら、本当は都立中学の方が「試験のタイプ」からしたら
あっていたのかもしれません。
東京都立中学の入学試験は、特殊で「適正検査」と呼ばれています。
科目の試験ではありません。
文章を作成する力や思考力などが試される試験です。
実際、学校の先生からは「こぢろ君は都立中向き」と言われてました。
が。
都立中・・・いくつか見学にいったんですけど本人が気に入らなかったんですよね。。。
受験するなら、私立の〇〇中だけ。
そこに受からなかったら、公立中に行く。
と。
中学受験を得意とする大手塾には行かない。(駅前には有名進学塾が軒並み揃ってる)
野球部も休部しない。(普通夏以降は休部する)
受験前に学校も休まない。(子どもの性格による)
練習受験もしない。(埼玉千葉は1月から受験なので、肩慣らしで受験するケースがある)
併願校も受けない。(他に行きたいと思う学校がないから)
人が聞いたら「・・・中学受験舐めてる?」と言われそうなんですけど。。。
実は、中学受験を突破することが目的ではなかったんで。
ぶっちゃけ。
こぢろは本当に自由な人間で。
自分のやりたいことしかやらない。
勉強もほっといたら本当に全くしない。
・・・これをこのまま放置したら、高校受験どうなるんだろう?
何か取り立てて秀でた才能があるわけではない。
ものすごく何かが好きで、「絶対これがやりたい」という分野があるわけでもない。
そんな彼は、「基礎学力を叩きこんでおかないと後からしんどくなる」と、思ったのです。
だから中学受験を口実に、基礎学力の徹底をしておきたかった。
(算数についてはあえなく玉砕しましたが)
目的がないと、漠然と勉強しろといってもどうせやらないんです。
口だけは達者だから「あーでもない、こーでもない」という理屈をこねくりまわして。
それなら、やはり学習する目標を立ててそこに向かってまずは頑張れと。
結果、落ちたってそこまで学んだことは無駄ではない。
それをベースに次に向かってくれればいいだけなので。
そんなスタンスでやってきました。
が。
結局、落ちると「親の負け惜しみ」に聞こえちゃうよね(笑)
なので、これ、なかなか周りには言えない。
言えないのでそっとブログにしたためます。
我が家にとっては中学受験は合格することに意義があるわけではないんです。
それに向けて積み重ねることが重要だった。
結果、そりゃ合格したら嬉しい。
でも、嬉しいけど、お金もかかるし、そこが本当にこぢろに合っているのかもわからない。
入学して授業についていけるのか?
それだって、未知数です。
だから、合格しても手放しで喜べない。苦笑
ただ、一つ、今確実に言えることは
ここまで積み重ねてきた学びは無駄でははない。
ここまでくるのに、ぶつかって、喧嘩して、お互いの言い分をいいあったことは無駄ではない。
そう思っています。
そう思って・・・・あと、3時間半後の合格発表をなんとも言えない気持ちで待っているところです。