少年リーグの試合も残り少なくなっていて、6年母たちは行ける試合は出来るだけ応援に行くぜというスタンス。
ただでさえ今年は活動期間が削られて、試合数も少なくなり、応援できる時間が限られる。
前回、前々回と、負けはしたもののいい試合をしていたのでこの日の試合も期待が高まる。
某第10小学校のチーム。
試合は午後からだったので、午前中は6年生で室内練習場を借りて自主練
ウォーミングアップは十分で臨んだつもりが…
なんと、キャプテンでエースのTくんの膝に突然の違和感と激痛。
試合スタート直前で出られない事態に。
しかも、この日は監督が不在で、低学年チームの監督が代理の日。
どうなる?!?!
5年生の次期エースを期待されるHくんが先発で投げることに。まぁ、ここまでは妥当。
しかしながら、投球数のことを考えると、当然Hくんだけでなく、その次のピッチャーも必要。なんならその次も。
6年生は4人 ピッチャーとして試合で登板した経験はみんな一通りある。けど…
5年生は6人 ピッチャーとして登板した経験があるのは…多分Hくん以外はいない。
4年生は6人 この学年は選手の層が厚くてどの子も上手い。低学年チームは連戦連勝の高学年とは打って変わって(苦笑)強いチームなのです💦だから、もしかしたら…4年生のピッチャー経験者の方が…上手いかもというくらい💦
*高学年チームの試合は本来5,6年生がメインですが、4年生も『出られる』という位置づけ。
優秀な4年生から突き上げを喰らってるというのが、我がチームの現実。
とほほ😭
そんな状況なので、もしかしたらHくんの次は4年生から抜擢されるかもな…
高学年母としては切ない思い。
そしてプレイボール!
こぢろはセカンド
打順は7番
ベンチを温めるだけだった一年前とは違い、今はスタメンとして出場。
以前はこぢろが試合に出る、それだけで嬉しかった。
ベンチを温めるだけだった時は、お当番をしながら胸が痛かった。
我が子が出られもしない試合のお当番をする自分。
(もちろん、分け隔てなくしなければならないことは当たり前。でも、気持ちはやっぱり複雑)
その当時から比べたら、なんて進歩かと思うけど、試合に出られるようになればなったで、目立った活躍のない我が子が気になる。
ミスをして叱られ凹んでるこぢろを見れば胸が痛み。
自分だけ打てなくて、帰宅してから荒れ狂うこぢろとぶつかり。
デッドボールの怖さを克服できず悩んでいるこぢろに何か有益なアドバイスができるわけでもなく。
とにかく毎回毎回、今日こそはこぢろの笑顔が見られますように…と祈るような気持ちで応援に行く。
そんなことの繰り返し。
野球は楽しいけど、結局活躍できなければ苦しい。
スポーツを楽しむには、やはり上手くならなければ楽しめない…
しんどかった。
この日は、こぢろ、声も出てたし、守備も安定していました。
そして、ついに、ついに、久しぶりの快音!
2点の追加。
もうね、嬉しい。
嬉しいの一言。
調子に乗って三塁まで行ってアウトを取られたのは……だめだけどね??💦
(滅多に打たないから、ヒット打って舞い上がり三塁コーチャーの止まれ止まれが聞こえなかったらしい……ヲイ!!)
今日はもう十分活躍した。よかったよかった。
このまま終わって帰りたい。
そう思っていたんです。
ところが。
最終回になってグラウンドにメンバーが出てきた。
ん?
なんか変。
守備につく面子がガラッと変わってる!!
て、こぢろピッチャー?!?!
ここにきて?!なぜ?!
母混乱。
いや、そろそろHくんきつくなってたとは思う。
ピッチャー交代くるだろうなとは思ってた。
けど、正直こぢろではないなと。
おそらく6年のOくんか、4年生出してくるだろうと思ってたのに。
こぢろ?!大丈夫?!
速球のHくんに比べたら、こぢろの球は「ふわっとボール」なので、打ちにくかったのだと思います。
また、最終回だったことも幸いし、15投球で1失点に抑え(頼もしい守備の援護のおかげ)試合終了
よかった、よかったぁぁぁぁ😭
試合は負けましたが。
とりあえず、こぢろがボール続出で大量失点とかなくてよかった。(なんと自己満足な)
さて、最後の反省会でこぢろが投げた経緯が判明するのです。
監督代理の話によると…
最終回、ピッチャー交代の前に、まず6年生のOくんとKくんに聞いたそうです。
「ピッチャー行けるか?」
と。そうしたら2人とも「行けません…」との返答。
その中、「行けます」と言ったのがこぢろだけだったと。
監督代理曰く「おそらく、こぢろは自信なかったと思う」←いや、そんなバッサリ言う?
「でも、行けます!と言った、その心意気を買う。あの局面で、行けませんとか言う奴は試合で使いたくない」
あ、だから最終回の面子をガラッと変えたのか💦
そうなんだ。
なんで、こぢろがピッチャーなの?!と思ってごめん。
いつの間にか、そんなに頼もしく成長してたんだね。
勝っても負けても。
ストライクが入っても入らなくても。
私はその心意気、本当に頼もしく思うよ。
こんな気持ちをプレゼントしてくれてこぢろ、ありがとう。
9月20日はこぢろ12歳の誕生日。
頼もしく育ちました。
嬉しい。