4月5月6月と休校になり、野球部の活動もすべて停止。
7月から学校が再開し、野球部も活動再開。
夏休みは短縮され、塾の夏期講習はパツパツ
そこに野球部が遅れを取り戻すかのように土日土日と試合がばんばん入ってくる
さらに言えばこの猛暑。
もう無理ーーーーーーーーーー
と思うくらいですが、先日のプチ合宿の後以来6年生が少しやる気をあげてきている気がします。
ですが。
そんなにすぐ上達するもんじゃない。
こぢろはボールが怖いのだそうです。
デッドボールを恐れるあまり、踏み込めなくて打てない。
バッティングセンターや練習中は、それなりにいいヒットをうつのに
試合では奮わない
その理由はそこにあったみたいです。それに加えて不振の理由。
声を出しても、他の「目立つ声を出す選手」にかき消されてしまう。
親の耳には届くのです。
あ、こぢろ声出してるなって。
でも、監督やコーチには届きません。
みんな必死で声を出す。かき消されてしまいます。
毎回言われる「声出てないよ、こぢろ」と。
・・・みんな試合に出たいから。ベンチに下げられたくないから。
声出しはアピールだと言い切る子もいます。
・・・でもそれって本質じゃない。
本来、声を出すのは監督やコーチのためじゃない。
仲間のため。
マウンドで頑張ってるピッチャーへの声掛け
お互いにボールの行方をおって的確なところへボールを返すため
走るのか?とどまるのか?
仲間を助けるために声をかけるのではないか?
声を出しているのに、出してないと叱責されると文句をいうこぢろに
「こぢろは誰のために声を出してるの?」
そう聞いたことがあります。
「だって、監督やコーチに聞こえなかったらベンチに下げられる!」
そんな回答を聞いて思いました。
これでいいのかな・・・
少年野球。
この1年半くらいの間で、私は少年野球に対する見方が少し変わりました。
悪いことばかりじゃない、って。
野球は楽しい。子どもたちが一生懸命グラウンドで練習したり、試合している姿は見ていてとても楽しい。
同学年の母たちとの絆も、びっくりするくらい深まりました。
だけど
野球ってこれでいいのかな?と思うことがたくさんあります。
そして、それは私のような「門外漢」「新参者」は口を出せない雰囲気があります。
「嫌ならやめろ」っていう無言の空気が生まれるから。
そして、何度か書いてるかもしれませんが私は、そんな野球の世界を変えていくエネルギーをもちません。
こぢろが在籍している、あと半年。
あと半年をやり過ごせたらそれでいいと思っています。
体質みたいなものは、そうそう簡単に変わらないから。
私は、我が子があと半年野球を楽しめたらそれでいいと思っています。
でも、あまり理不尽なら、もう辞めてもいいとも思っています。
というのは、こぢろが受験する予定の学校の野球部が思いの他、いい感じだったからです。
それなら、ばっさりチームをやめて受験に専念し、中学に入ったらあらためて野球をしたらいいと思ったのです。
その間、野球を完全に辞めたくなかったら個人レッスンを受けて勘が鈍らないようにしたらいい。
友達のお兄ちゃんのチームに飛び入り参加させてもらったっていい。
「ここでなきゃ野球ができない」
なんて、ないんです。
それに気づいたんです。
でも、こぢろは「このチームで野球をやりたい」のだそうです。
別段そこまで「仲間」って感じでもないのにね(笑)
傍から見てたら・・・・
だけど、大人にはわからない子どもたちの絆みたいなものが
もしかしたら生まれているのかもしれませんね。
そんなことを考えながら動画を見てたら、涙が出ていました。
歳をとると涙腺が緩んでいやだなーって思います。
このMVの子どもたちを自然と我が子や仲間たちに重ねてしまって・・・・