私自身は千葉の小さな町の出身です。
中学受験なんてするというと、そりゃーもう大事件でした。
中学受験なんて学年で一人いるかいないか。
いくものと思われていた町の中学校に行かないなんてことがわかったら……
裏切り者扱い。苦笑
今から40年前の話ですよ。
で、まぁ現代。
そして勝手のわからぬ東京。
少なくともこぢろの通う区立小学校では中学受験は「当たり前にある選択肢」のようです。
はい。だいたいクラスの3分の1から半分くらいは受験を検討。
中には「あれこれ選んで中学受験ができるなんて、東京に住んでいる人の特権」という人もいて(選択肢が多いという意味)そういうものかーと。
たしかに、私にはわからない選択肢で「都立中」というのがありました。
ん?区立じゃなくて?都立?
都立って公立?
え?でも、受験があるの?
どういうこと?
区立→学区内の公立中学校。
都立→学費は安い。設備、カリキュラムは私立並み。受験あり。
私立→学費高い。設備、カリキュラムは充実。
この3区分があることを理解。
そして、最近都立中は中高一貫が増えてきてて、かつ、中高一貫の都立には高校から入れない学校が増えてきている傾向に。(大雑把で乱暴な言い方をすると、良いと言われている都立中ほどその傾向に)
区立の中学校に行くと何が大変か、というとそれは内申点の確保。
東京は高校受験時に、受験時の点数だけでなく『内申点』がかなり重視されるのだそうです。
内申点は、日常的な宿題への取り組みや、日々の提出物、生活態度、主要5科目以外の授業への取り組みの姿勢などが評価対象だそうで…もちろんつけるのは担任だから、先生との相性にも左右されるのは必須。
嘘だろ、ヲイ
という気持ちになります。
こぢろ。
私からすりゃ、そりゃあ可愛い息子です。
ですが、ですが、
宿題→わりといい加減
提出物→かなりいい加減
生活態度→超やらかす
担任によっては「このヤロウ!」と思う人もいるはず。
とにかく小1の時のような、わりと神経質な先生にあたると……悲劇。もう悲劇。
中学校3年間、私は次の高校受験のために毎日あーだこーだ言わなければならないのか?!
そんなの嫌だ。絶対嫌だ。
と、いうことで
「こぢろ、お前受験してくれないか」
↑子どもの気持ちの尊重?なにそれ美味しいの?
と、お願いしたのが…小学4年生になる少し前。
ラッキーだったのは、仲良くしている友達が都立中志望だったこと。
「あ、じゃあ俺○○と同じとこ受ける」
しめしめ。
ちなみに、中学受験を目指す子は早ければもう低学年のうちから塾に通っています。
遅くとも小4になる頃にはほぼ全員通ってます。
駅前には、中学受験に強いと言われている有名な大手塾がたくさん。
こぢろは?といえば。
小4になるタイミングで塾には通い始めました。
通いはじめましたが…進学塾ではありません(笑)
1つのテーマに90分かけて取り組む、ワークショップ型の塾。
遊んでるようにも見えるけど、内容的にはフェルミ推定やったり、かつて大手の広告会社でコピーライターをしていた人から文章の書き方を教えてもらったりと、直接的な学力よりも、基礎体力を鍛えてもらってる感がありました。
そこには約2年通いましたが…先日生徒不足のために残念ながらクローズしてしまいました😭
残念すぎる。
受験のための勉強だけをやるのではなく、きちんと教養と学力を身につけた結果、中学受験に受かるというのが理想です。
(あくまで理想)
しかも。
こぢろは夏が終わっても野球はやめないという。
(中学受験する子は夏を境に休部して勉強に打ち込むことが通例)
いろいろ考えたのですが、中学受験をして願わくば都立の中高一貫に行って欲しいというのは、私の都合。
それでも、まぁ、受験には挑戦してみると言ってるこぢろ。
それでも、野球はやりたいこぢろ。
じゃあ、野球やりながら勉強もしてね、ってことになりました。
そんな状況なので『一応中学受験』という表現になったのです。