敷地内同居している義母が緊急入院してから10日が経過しました。
大分体調も安定してきて、私自身も落ち着いてきたので、すこし整理したいなぁと思いブログにまとめます。
義母が体調不良を訴えてきたのは、GWが始まるすこし前のことでした。
「だるい。とにかくだるくて、腰が痛い」
そんな訴えだったと思います。
もともと干渉されるのを嫌う義母なので、買い物はご飯作り、庭木や花の水やりなど手伝えることがあれば?と、申し出ましたが頑なに拒みます。
買い物なんて、夫が車出すと言ってるのに、タクシー呼んでふらふらになりながら行ってたからね?
…頑なもここまでくると迷惑です。
GWの中日。
こぢろは登校し、私は仕事が休みで、小学校の朝の読み聞かせに行って戻ってきたら玄関で夫と義母が話しているのが見えました。
「血液検査の値が悪くて、紹介状書くからすぐ大学病院に行けって言われたの。輸血しないと起き上がれなくなるって。」
という会話が聞こえました。
さすがにそれは…と思い、夫か私が付き添いを申し出ましたが、それも拒否。
BBAいい加減にしろ、と、思いましたが、実の息子である夫が黙ってるので私も引き下がりました。
対処療法として輸血をしてもらうと同時に、検査が始まりました。
ただ、具合は依然として良くなく、通院で大丈夫なのか…と、不安に思いましたが、本人が入院なんて絶対うんと言うわけありません。。。
それから、朝、夕、となりの様子を伺いつつ、簡単なおかずを作ってもっていったり…が1週間ほど過ぎました。
その間にも一度通院があり、そこでも輸血がありましたが…あまり改善されたようには見えません。その時は夫が付き添いましたが、検査結果が出てない以上、特に診断について何か情報があるわけでもなく…
その次の通院日に検査結果が出る…ということだったので、もう1週間様子を見ることになりました。
ところが、その1週間のうちは容態は目に見えて悪化していきます。
顔面蒼白、というのはこういうことを言うのだと思うくらい顔色は青ではなく、白。
足元もおぼつかないし、ちょっと動くだけでも息切れがするようで…
早めに病院にかかっては?と、いっても「待たされるから嫌。次の外来予約が取れているのだからそこまで家にいる。」の一点張り。
外来予約が取れている前日。
その日は朝からどうもおかしいと感じていました。いつにも増しておかしい。
夫も気になっていたようでした。
「前倒しで病院にかかれないか?」と懸念を夫に伝え、夫から話をしても明日でいいの一点張り。
大の大人が「嫌だ」と言っているのに無理矢理連れて行けるだろうか?
ましてやプライドの高い義母。
私自身の安心のためには今日病院に行って欲しいけど、それは私の気持ちの安心のためだけ?義母の意志を尊重すべに?たとえ、それが原因で亡くなってしまおうとも?
私の心の中は葛藤でした。
例え高齢者といえどもひとりの人間。
その人の意志があります。
しかも、ボケてるわけじゃない。
その彼女が自身の責任において「行きたくない」と言っている…
不安に思いながら、夫も私も仕事に出かけました。
お昼。
夫から電話がありました。
「どうも様子がおかしい、早めに上がれたら早めに上がって様子を見てくれないか?」
という依頼でした。
やっぱり…
というか気持ちもあり、また、どこかそうなる気がしていたので仕事は前倒しで進めていました。
その日はさっと仕事を切り上げ、様子を見に行ったのが夕方。
昨日までの様子と比べても明らかに不調というのはわかるものの、義母は「明日が病院の日だから大丈夫」と言い張ります。
お昼には自分でおじやを作って食べたというし……とりあえず引き下がりましたが、その時から徐々に私の中でもしものシミュレーションを組み立てはじめていました。
万が一、救急車を呼ぶことになったら…と。
19:20頃だったでしょうか。
私とこぢろがご飯を食べ終わり、私はベランダから義母の家の明かりがついていることは確認していました。→暗くなっても電気がつかないのはおかしいサイン。
夫から電話が鳴り、義母と電話が繋がらない、と。
ベランダから身を乗り出し、となりのリビングの様子を見ましたが、義母はソファに座っています。
「私、見に行くから」
と、鍵を持って玄関を開け、声をかけました。
返事がない。
あ、これまずいから救急車呼ぼう。私の中ではほぼ確定でした。