ということに最近気づきました(笑)

私の中では絵本と言っても、どこか「お話」重視。
絵はあくまでプラスαの要素、と思っていたんですが…

先日の読み聞かせワークショップで、そこの認識が変わりました。
絵本の絵は、単なる『挿絵』ではなく…

その絵本の世界観を作る大切な要素。

どちらが欠けても成り立たない。

改めて、昔から『名作』と言われ読み継がれている絵本を見直してみると…
確かにどれも手を抜いていない。
絵、そのものが作品になっています。

特に、昔はその魅力がわからなかった赤羽末吉さんの絵。
↑ぱっと頭に浮かびやすいのはなんといっても『スーホの白い馬』ではないでしょうか?

改めてじっくり見てみると、子ども向けの絵本としてさらっと流すには…もったいないクオリティ。
それもそのはず。
独学で絵画を学んだとはいえ、美術展でその油絵は何度も入選する腕前。
舞台美術の仕事をずっとしてきた人。

50歳を過ぎて絵本画家としてデビュー。

子どもだけに鑑賞させておくのはもったいない!

今さらですが、少しずつ赤羽末吉さんの絵で日本の昔話を集めています。

私の中でのヒット作は…

『したきりすずめ』

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↑すずめ、かわいい。

正座してます(笑)

はたも織ります。

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すずめ?!

この作品は赤羽さんの後期の作品ということで、初期とはまた異なる雰囲気が楽しめます。

かわいい。

次々と新しい絵本が出版され、子どもの興味をひくような「子ども向けの絵本」も多いですよね。
私自身、わりと見た目の可愛らしい絵のものについつい手が伸びていたような気がします。

そして、日本の昔話は「知っている」だけに敢えて絵本を買って読む、ということをしてこなかったなぁ…と。
(今さらももたろう?!みたいな)

ここにきて、自分の中で原点回帰?!というか。
日本の昔話に向き合ってみようという気持ちになっています(笑)