先日、保育園の卒園記念DVDを制作してみて、素材がそれなりに揃っていれば映像編集は面白いと気づき、長年撮りためて放置していたこぢろの動画を編集してみるか?と、思い立ちました。

生まれてから1年くらいはこまめに撮影していたビデオも、今では運動会などのイベントにしか稼働していません。

しかし。

気づいてしまったのです。

日常のなんでもない風景こそが面白い!

いくつかの過去の動画を見てみると、理不尽な要求を突きつけるこぢろの姿がそこに。

シーン1  粘土遊びとばあちゃん

カラフルな小麦粘土をこねるこぢろ。
実家から遊びにきていた私の母が話しかける。

「こぢくん、何を作るの?」

「………。」

無言で粘土を眺めるこぢろ。

「こぢくん?」

「ばあちゃんもちゅくって。」

「え?」

「ばあちゃんもちゅくってよ。」

「ばあちゃんも作るの?何を作ろうか?」

「わるもの。」

「わるもの?」

「わるものをちゅくって。」
そこで、ばあちゃんの目の前に粘土の入っていたプラスチックケースを転がすこぢろ。

「こぢくん……このケースで…どうやってわるものを…」

途方にくれたようなばあちゃんの音声。
すかさず

「そこにみどりをいれたらいいのよ。」

なんでだよ!!!
突っ込まずにはいられない、こぢろ多分3歳くらい。

映像をみながら、なんだか私はものすごく貴重な時期を全速力で駆け抜けてきてしまったのではないか?!と、切ない気持ちに襲われました。

舌ったらずな喋り方も。
ころころして丸っちいボディも。

もう、どこにもありません。

育てている時は、早く大きくなれ。早く大きくなれ…と思っていたのに…
今となってはあの理不尽な3歳時代が懐かしくてしかたありません。

もっともっと、映像に残して置くべきだった!!

でも、時間は戻らない。
小学校に入りどんどん加速していく成長。

もう、しばらくそばにいてもらいたい…なーんて思ってしまう今日この頃です。

あと1人いたらここまで寂しくならないのかなぁ…