続きです。

小部屋に通されたら、中には2人の人が。
1人はこぢろと遊んでくれる。
もう1人の方と私が面談。

予想どおり、注意欠如、多動のチェックに該当しまして…と。
一度教育相談にいらしてゆっくりお子さんの様子を見せていただけませんか?とのこと。

「お母様は今までの子育てで気になることなどありませんでしたか?」

……難しい質問するなよ(笑)

発達障害を疑うような気になることがあったのか?と聞かれたら無い。
でも子育てしていりゃこれでいいのかと気になることなてで山ほどあった。

「いえ・・・特にそこまで気になることはないですね・・・」と答えた。

どこの保育園に通っているか?

今まで園からの指摘がなかったか?

おそらく定型通りの質問がされて…

力説されたことは

「小学校にあがると子ども30人に対しクラス担任は1人です。」
「配慮が必要な子どもに対してはできるだけ早めに小学校との連携を作っていき…」
「一つのクラスに配慮が必要な子どもが固まってしまうと、先生も困ってしまいますので…」

あぁ…黙って座って先生のいうこと聞くようなタイプではないからチェックされた?(苦笑)

今までは個性で許されたことが、小学校では個性では片付けられないということなのかな~
それとも、第三者からみたら個性の範囲を越えてるのかな~

いろいろ悩みました。

うちの可愛い息子にそんな疑いをかけるなんて失礼ね、キーッ!とは思いません。

きっと、集団面接10分間の中で見極めなくちゃいけない中で、少しでも気になる言動があればチェックするのでしょう。
5人一組の10分の面接の中で、少なくともこぢろは他の子どもに比べて「目立つ何か」があったのだと思います。

物怖じもせず、あれこれ話す様子は、もしかしたら緊張して大人しい他の子どもたちから浮いて見えたのかもしれません。

私が個性と思っていただけで。

なので、教育相談に行くことにして予約を取りました。
何より私が、現場の方と話をして見たかったのです。

小学校ではどこまでが個性として許されるのか?
どんな言動が集団生活の中では許されないのか?

今の公立小学校のあり方、みたいなものを知りたいと思いました。

学級崩壊。

きっと先生方はかなりナーバスになってるに違いありません。
保護者からのクレームも昔よりダイレクトになっているでしょう。
私が子どもの頃、親が先生にクレームをつける・・・・・滅多にありませんでした。
なにせ「先生」でしたから(笑)

それがよいとは思いませんが・・・先生だって人間ですからたまにおかしいことも
いってました(笑)
でも、口うるさく介入することもきっと違うのだろうと思います。

保育園とは、よい信頼関係を築けてきたと思っています。
だからこそ安心して預けることもできたし、お互いに懸念があれば卒直に話し合えた。
小学校は同じようにはいかない、と、何人もの先輩ママたちから聞いています。
それこそ30対1なら、それはそうだろうと思います。
思いますが。

できれば小学校ともよい信頼関係を築いていきたいと思っています。

そのために必要なことはやっていきたいです。
こぢろがADHDであろうがなかろうが、それは変わりません。
そして、こぢろはこぢろです。
こぢろのよいところを見て、伸ばしてあげたい、それも変わりません。

しかし、そう考えると「正常」と「異常」の境目ってどこなんでしょうね。
個性が障害に変わる境目はどこなんだろうなって、この年末年始はしみじみ考えていました。

異常と正常は異なるものではなく、正常の延長線上に異常があるのだと。
大学ではそう学びました。正常だと思っている自分が、いつしか気づけば異常の方に針が
ふれていることもある。と。
人は皆、正常と異常の間を行ったり来たりしているのだと。

言葉にすると、ちょっとどぎつい印象になってしまいますが・・・あらためて考える日々でした。

別室に呼ばれた時は動揺しましたが(笑)今は落ち着いています。
乱暴な言い方だけど、ADHAなのかどうかなんて「どうでもいいな」と思ってて(笑)
*どうでもいいっていう言い方はアレですが。

なんか、こう、大切なのはこぢろにとってベストな方向や方法が見えてくること。そこでしょ。
って思っています。