土曜日はこぢろ、最後の保育園運動会でした。
はっきり言ってもう最初から涙腺が緩みっぱなし。
0歳から通った保育園。

いわれのないバッシングや肩身の狭さ、罪悪感との戦い、自分を貫き通すことと子どもの健やかな成長をいつもいつも両天秤にかけ悩み続けた6年間。

その集大成ともいえる運動会。

年長組はみごと、リレーと荒馬踊りをやり切りました。

自宅から徒歩1分のところに保育園があるのに、自転車で10分かかる今の保育園に通い続けたのは、この保育園が好きだから。

でも、雨の日。雪の日。震災の後。

何度転園希望を出そうかと考えたことか。
(もちろん転園希望を出してもすんなり通るとは限らない)

でも、運動会の荒馬踊りを踊る息子をみたい。この保育園で全うさせてやりたい。
それは、私なりの息子への贖罪だったかもしれない。

通わせるならよりよい保育園へ。

自宅から徒歩1分の保育園が悪いわけではなく、今通ってる保育園が多分珍しいのだ。

同じ認可保育園でも区の直下と、私立認可はカラーが違う。保育士の異動の頻度も違う。
私立認可は良くも悪くも園と保護者の距離が近い。父母会活動も盛ん。
一方、公立認可はさらりとしている。
親が保育園活動に参加することはあまりないようだ。

一度、納涼大会の話で驚いたことがある。

こぢろの通う保育園では納涼大会は当然各クラスの親たちで模擬店を出す。

おにぎり。飲み物。スピードくじ。わたあめ。ヨーヨー釣り。ポップコーン。
先生たちは豚汁。
OBは焼きそば。
地元の酒屋がビールまで売りに来る。
年度前半の一大イベントだ。
(後半はバザーね)

一方、公立認可の納涼大会はなんと。

「え、先生たちが準備してくれるから親子で行けばいいだけ」

…楽だね…

なので、あう、あわないがはっきりする。
サクッと割り切りたい家庭には公立認可がオススメである。
しかし、園との一体感がなくて寂しいなぁ。と思う場合は私立認可がオススメ。

私は、こぢろと一緒に保育園を楽しんだと思う。目一杯楽しんだ。
仕事、今となっては楽だけど、今年の3月までは楽ではなかったと思う。
残業もしたし、それなりに責任だってあった。まぁ…子どもが一人だったからやれた部分もあるとは思うけど…(^^;;

だから


運動会でこぢろの競技一つ一つが

泣けた。

ポロリ…とかではなく

ボロボロ。

そんな私をみて、実母も夫も

「みっともない」


余計なお世話だと思った。



泣くことがみっともないなんて余計なお世話だ。
これは実母にも夫にも絶対わからない感情だ。

雨の日も風の日も、こぢろと一緒に登園した6年間は、私以外には誰にもわからない。

みっともないといわれても泣いた。
他のママ達と一緒に泣いた。

泣いてやったぜ!!!


私は、むやみやたらに感情を抑えることがかっこいいとは思わない。
感情を抑え、愛想笑いをして過ごすのは10代に死ぬほどやったのだ。

なんなら

みっともなくたっていい。

運動会くらい好きに泣かせろ、


私のなかではそれはちっともみっともないとは思わない。
他人にどう思われようと構わない。

こぢろ、最後の運動会。

ラッセラーラッセラー

という子ども達の声が、とても素敵だった。