こぢろと一緒に実家に帰ってきています。
プール、BBQ、夏祭りと日本の夏を満喫しているこぢろ。
私の実家は千葉県のある町で。
今は隣の市に併合されて町の名前はなくなりました。
それは私にとって、ちょっとさみしく切ないことで…生まれて育った町がなくなってしまう…住んでる人も町並みも町から市になったとしても変わらないんだけど…
町の名前がなくなることになんとなく寂しさを感じたのでした。
でも、そんな中でもかつての町の名前やつながりを残そうと、夏祭りが開催されていたり、ご当地戦隊が生まれていたりと…
地元に残った人たちはがんばっている。
私も、地元に残っていたらきっとこのイベントを運営する側にいたかしら?
このイベントを盛り上げる側にいたかしら?
地元のために何かやっていたかしらと自問自答。
かつて、中学生時代、町の未来を考えるという合宿に選ばれて参加したことがあります。←選ばれた理由は全く不明。
町にあった四つの中学校からそれぞれメンバーが選ばれて、町役場の人たちと一緒に、21世紀の町をどんな風にしようか?というテーマの合宿だったと思います。
中学生だった私たちは、普段会わない他の中学生のメンバーと合宿ということに盛り上がり(笑)夜中までしゃべったり流れ星をみたり…肝心のディスカッションは覚えちゃいない(苦笑)
でも、私の中には、選ばれて町のそんなイベントに参加させてもらったのに町のために何もできなかったなぁ…と、ずっとそんな思いが残っている。
しかも、町…
なくなってるし!!
だから、こぢろを連れていった地元の夏祭りを眺めながら(運営がグダグダの)申し訳ないような、そんな気持ちになっていました。
今の私なら、これくらいの規模の夏祭りならもう少し盛り上がるような企画を考えたりグダグダにならない進行で仕切るだけのノウハウはある(笑)
しかし、地元のしがらみには多分勝てない(笑)
だから、私はたまに帰省してお客様のように参加するのがいいんだよなぁ~と思いながら、生まれ育った町に何も恩返しできなかったなぁ、すでに他の土地での地縁のようなものを築き始めた自分を振り返るのでした。
子どもが育つ場所に自分が根付く、そんな感覚があります。
わかる人にはわかるのかな?(笑)
地元とのつながりはできるだけ絶ってきた自分ですが…
育った町に戻れることの幸せみたいなものを感じました。
郷愁。という感覚がわかるようになったのは、きっと私が歳をとったんでしょうねぇ……(^^;;