まったく予定しなかったんだけど…土曜日に急遽保育園のお友達と
東京都現代美術館(木場駅徒歩15分)
というのに行ってきました。
内容は良かったんだけど…個人的にはもやっとする展示でした。
というのも、基本美術館だから静かに観るのがマナーです。
でも、子ども向けの企画ということ、触れる遊べる展示もありました。
特にもやっとしたのが…
滑り台
ひろ~い展示室に滑り台とかくれんぼできるような穴のジャングルジムのようなものが組み合わさった遊具。
…だだっ広い空間にそんな遊具が置かれてたら子どもは当然走り回るし大きな声をだしてはしゃぐ……
「走らないで!」
「静かなお声で!」
係員の人にすぐ注意されるこぢろとお友達。
私は…それがこの展示のマナーならば守らせなくちゃと思い、とにかく注意して静かに遊ばせることに必死。
でも……
子どものはしゃぎたい気持ちもわかるんです。
そりゃ、テンションあがるよね?こんな遊具が目の前にあったら。
個人的にはとても面白い企画だと思うし、よいものだと思いましたが……それを禁止するなら幼児は無理だよと思いました。
赤ちゃん限定にしろよ。
ただ、確かに乳児が多かった。
幼児、小学生は少なかったので…そういうことなのかもしれません。
写真撮影はOKなんですって。
確かに小洒落た空間だから写真撮影にはもってこいよ。
赤ちゃん抱っこして家族写真にはうってつけ。
…スタジオかよ…
子どものためのとかいってるけど、子どもの特性わかってねぇな…と思った企画でした。
どちらかというと、「大人の目線からみた子ども世界」であって、子どものためのアートとはちょっと異なるのかなぁ?
美術館だから…とかいうなら滑り台なんか設置しない方がいいとアドバイスしたい。
私は、マナーを守らせるのは大切だと思っています。
だから美術館では騒がない、それは守らせる必要があると思います。
でも、子どもはまだ未熟です。
いつも公園で自由気ままに滑り台に遊んでいる子どもが、だだっ広い障害物もほとんどない空間に滑り台が置いてあれば、公園の滑り台の時のように遊んでいいと思うのは…ある意味仕方ないんじゃ…
それをダメだというのは、子どもにはあまりにわかりにくい。
「なんで自由に遊んじゃいけないの?」
そこで、美術館だから…というのはなんか難しい。
個人的には、それなら滑り台を置くなという方向性(笑)
そんなこんなで、この企画そのものに若干疑問…だいたい写真撮影OKとかしたら親は喜ぶとでも?誰もが小洒落た写真を撮りたいとでも?みたいな斜めな気持ちも(笑)
私の願いは綺麗な写真を撮ることじゃない。
何事も思い切りのびのび体験することです。
ただ、もちろん、この企画をおとなしく楽しんでる赤ちゃんやご家族もいらしたので、うちらは早々に退散しました。
邪魔になるから…(^^;;
そして、隣の公園でせみの抜けがら探しをしてるこぢろとお友達の生き生きした姿をみて、こっちだったなと(笑)
なお、通りすがりのおじいさんにコンビニ袋に入った蝉をプレゼントされ、母ちゃんたち蒼白!!!というプチ事件も。
ただ、光の電車が走る影のアートみたいなのはとっても幻想的でよかったし、子どもも喜んでいたけれど……
やっぱり子ども向けでも美術館は美術館なんだなって認識しました。→認識甘かった。
幼児の男の子って体力有り余ってるんです。だから外遊びの方がいいんだろうなぁ。
もちろん興味の方向や性格にもよるだろうけど…こぢろはまだ黙って長時間おとなしく何かを観るのが苦手のようです。
…課題。お受験とかの子どもはこういう展示も礼儀正しく見られるんだろうなぁと思うと、すでになんか距離感を感じます(笑)
いい悪いではなく、すでに進む道が異なり始めてるというか。
赤ちゃんで産まれた時は泣くか寝るかおっぱい飲むかしっこする…みんな同じなのにね。
太古のほ乳類展にすればよかった。
次回は国立科学博物館にしよう…
お子様ランチも洒落てました。
つまり、そういうところか。(^^;;
子育てから生活感を排除するって無理なんだよ。子育てって泥臭くて原始的(笑)
と、まぁ、もやっとしたのでもう行かない!しばらく美術館は。
だって、私が子どもの躾ができてないダメな親に思えちゃうも~ん。←結局そこか。