最低賃金が改正になってた。東京都。

850円だそうです。

10月1日から。

すっかり抜けてたぢろりです。


私、今の会社になぜ入社したかというと、広報やIRの経験を買われたわけではありません。


育休から復帰して携わり始めた総務人事・・・特にいわゆる「労務」と呼ばれる給与計算やら社会保険やらあとはもろもろの労働問題の対応についての部分を担当してほしいということで入社しました。


まぁ、あとは上場を経験しているから、というのもあると思うけどそれはすぐにどうこうってわけじゃなかったし。


とはいえ、労務の実務経験は2年ちょっと。

現在4年目を迎えています。

やっと、一通りの流れを覚えて、ある程度労働法もわかってきて、社労士にゼロから聞かなくてもある程度自分で予測をたてて、意見を聞く・・・くらいにはなってきた感じです。


だから、そんな私に


よその国の労働法などわかるわけがない


と、言いたい。


会社がなんだか最近、アジア圏進出を急ぎだしていて、やれ就業規則をつくれだの、労働契約書を作れだの・・・なぜかその部分の業務が全部こっちに回ってきだした。


最初は、現地のコンサルとか会計事務所と、現地の担当者でやるって話だったのに気が付いたら「労務だから」とかいう理由でこちらへ。


いや、だから私がわかるのは(かろうじて)日本だからパンチ!


それでも結局、人手不足ということもあり、そして経験がないのは誰もが同じってことで、私がやることになってるんですけど・・・・

正直、怖いです。


もちろん、弁護士とかに相談しながら作ってるんだけど・・・


中国労働関係のセミナーにもいかせてもらいある程度勉強もさせてもらっているんだけど・・・


知れば知るほど怖い。


大丈夫なのかな・・・と思います。


権利意識とか超強いし、労働紛争になるとなんと「法律を曲げても労働者の味方をする中国の労基署の人たち」だそうです。(日本企業お金持ってるんでしょ。だったら多少払ってあげたらいいでしょ・・・てそんな感覚らしい。いや、それ全然本質じゃないと思うんだけど)


恐るべし中国4000年の歴史・・・。


私の父は今から20年以上前の香港・深センで仕事をしていました。

天安門事件のときは、私以外の家族は香港にいました。

今思えば、・・・すごく大変だっただろうなと思う。

でも、それを全然感じさせなかったし、何よりも父は中国ですごく活躍していた・・・と思う。

工場を立ち上げ、そこで何百人もの中国人労働者と一緒に仕事をしていたのだから。


もちろん、今より法律とかも緩かったし・・・やりやすい面もたくさんあったかもしれないけど、


いや、本当に、もういろいろ調べていくとつい言いたくなる。


「やめようよ、中国進出・・・」


それよりも何よりも、もし、中国で労働問題なんて起きた日には「ぢろりさん、どういうこと」とか詰められそう。。。。


知らんがな。


というか、やっぱり価値観や文化が違う人と働くっていうのは、本当に大変だと思う。

中国人とかそういう限定ではなく「国が違う」ということはやっぱり難しい。

私は特に日本人としか仕事をしたことがないので、「日本人」という枠から抜けられないんだと思う。

だから、つい「日本人ならわかってくれるのに」みたいなことを思ってしまう。


これからはそれじゃ、だめなんだってわかってるけど・・・・。


しかたないよね。。。今さら留学もできないし。笑


自分がそうなので、やはりこぢろにはもっと広い視点で物事を見られるように育ってほしい。

語学もそうだけど、考え方とか、日本人だから・・・とかでなくて「人として」広い視野が持てるように育ってほしいと思う。


特にここ最近自分にそういう仕事がまわってきて、なんとなく自分の中の狭い価値観みたいなものに気づいて、ちょっとへこむ。。。