Yahooの新CEOは37歳女性。
まぁ、そこまではいいや。
Google出身。すげー優秀なんだ、そりゃYahooの新CEOにもなるかもね。
妊娠8か月で10月出産予定だって。
・・・・・・・・・・まじで?
と、なりますよね?なりますよね?日本のワーキングマザーの皆さん。
通常、あと2か月後に出産予定の人をCEOに抜擢しますかね?
しないよね。
しないと思うよ。
時短でさえも敬遠されるこの現実で!
(時短で転職できたミラクルと思ってたけど、そんなのまだまだ序の口だった?)
もちろん彼女はきっと出産予定日ギリギリまで働く(働ける)つもりなんだろう。
でもさ、37歳っていったら結構な高齢出産だよ?
切迫早産のリスクだってあるわけです。
お互い、よく決断したよね。
んで、まぁ、きっと産後もすぐ働きだすんだろうな。アメリカはどういう法律になってるか知らないけど、おそらく産後「働いたらダメな期間」は多少あるんだろうから・・・最低限だけお休みをとって。
家族の協力や、人手があれば、仕事と育児を切り盛りすることはそんなに問題にはならないと思う。
きっと、ご主人もそれなりに理解があるだろうし、お金はあるだろうから優秀なシッターを雇うこともできるだろう。家事だって自分でやらなくても全部頼めるかもしれない。
私とは別世界の話。
こぢろを授かる前の私。
今となってはお笑いだが、私は本当に出世したかった。
仕事して仕事して仕事して。高い報酬を得たかったし、上の役職にあがりたかった。
Yahooなんて世界的企業ではなかったし、日本の、本当に小さなベンチャー企業だったけど、その狭い世界の中で、せめてある程度上に行きたいと思っていた。
男性に負けたくなかった。
そして、それを目指していた。社長賞ももらった。マネージャーという役職ももらった。
が、ある日突然気づいてしまった。
「私という存在は、このまま仕事を続けていてもきっとその他大勢の中に埋もれて抜きんでるほどの存在ではないということに」
まぁ、ある日突然気づいてしまったというか、もっと早く気付けって話だ。笑
本当にビジネスの世界で生き残れるなら、きっとこのYahooの新CEO メイヤー氏みたいになれていたはずだ。もっと早い段階で、その芽くらいは出してたはずだ。
でも、35歳を目前にして自分にはそこまでの才気は持ち合わせていない、と、やっと理解したのだ。
このまま仕事を続けていても、後世に名前を残すほどのことができるわけではない。と。笑
それで、こぢろを授かれてよかったね、という話です。
はい。
私にはないものを持っているこのメイヤー氏みたいな人は本当にうらやましい。
だから、頑張ってほしい。
この世の中には、仕事も子供も両方持つことができるそんな人もいるんだ。
でも、負け惜しみに聞こえるかもしれないけど、私はこれでいい。
多分「私」という人間のサイズにあった、その中ではベストな人生を送れていると思うから。
自分がそうなりたいとはもう思わない。
でも、こういう女性もいるんだと思うと、やっぱり元気が出るし応援したくなる。
育児をなめているのではないかという声もあるそうだが、頑張れメイヤー!
育児がスムーズにいってもいかなくても、子供といる時間が取れても取れなくても、一番自己嫌悪に陥るのは自分自身だから。
その自己嫌悪に苦しむのは、本人自身なんだから。外野がごちゃごちゃいうのは
間違ってる!!
と、極東の島国からひそかに応援しています。
ああ、我が家の夫はしたり顔で言ってましたなー。
「エンジニアだから経営センスに欠けているからCEOには向かないんじゃない」
とかね。
お前、知り合いか!!