昨日のサンデーモーニングで保育所問題を少し取り上げてました。


新システムはそこまで突っ込んだ話は出てなかったけど。


大枠はこんな感じ。


待機児童は減らない、保育業界への新規参入を阻むものはなにか?

というようなテーマだったのですが。


民間の保育所開設については自治体が許認可を出すことになっているが、自治体によっては開所(許可がおりるまでに)5年かかったところもあるそうです。

自治体が許可しない理由としては


「経営破たんのリスクがあるから認可しない」


・・・・・・・そんな理由?


もともと、認可保育園は公益法人などに限定されていて企業が参入するのは認可外保育園という扱いになるのだけど、それには自治体の許可が必要で、許可がおりない理由は経営破たんのリスクがあるから。


でも、一方で「病児保育」は民間任せなんだそうです。


なんだか変じゃないですか?

自治体が企業の参入をよしとしない原因は何?


さらに、幼保一体化(こども園てやつですね)は2015年をめどに統一したいけど、現在の幼稚園→こども園になったところは3歳未満の受け入れ義務なしなんだということ。

現在の待機児童の8割が3歳未満だということを考えると・・・


幼保一体化で待機児童の解消になんかならないのではないですか?


解消にならないことを進めようとしている理由は何?


一方、この日サンデーモーニングには橋下市長が出演していて、彼の待機児童解消の鍵は


保育ママ制度への移行だといっていました。

フランスではすでにこの保育ママ制度が普及してて、多くの人が利用していると。

ただ、日本では保育ママ制度の普及を業界団体が「安全性に問題あり」としてがんとして受け付けない。

だから普及が進まない。

と、強い口調でいっておりましたが。


が。


さて、はたして働く親が望む保育とは保育ママ制度なんでしょうか・・・・


ぶっちゃけ、私の個人的な意見としては


保育ママに預けるのは不安が残る


この一言に尽きます。


なぜならば自分の子供でさえも1対1で付き合ってたら「イラッ」とする瞬間がある。


保育園の先生もしょっちゅう怒ってるからね。笑


でも、保育園ならば複数の目があるから、安心感がある。何かあってもほかの先生がフォローしてくれるだろう。という安心感。


そして、我が家のような一人っ子の場合、保育園での集団生活。

これは貴重な体験だと思っている。

だから、認可・認可外問わず、私が子供に望むのは集団で開かれた施設の中での保育です。


密室の保育は・・・あまり望んでいない。


日本の保育事情を語るとき、比較対象によく出されるのが北欧・フランスだが、それもまた私には疑問が残る。

日本の文化や風土と、諸外国のそれを単純に比較できるのだろうか?

フランスでは保育ママ制度は認知されるかもしれないけど、日本で本当に普及するだろうか?


確かに待機児童の問題は一日も早く解決しなければならない問題なんだけど

だからって、すぐ導入できるから保育ママ制度って・・・


それ、保護者と子供の望む保育なんだろうか。


とはいえ、預け先がないワーキングママはわらにもすがる思いで保育ママでもなんでもいいからとにかく早く!!という気持ちもあるだろう。


ていうか、なんでこうなるまでほっといたんだよ。とも思うけど。


まぁ、待機児童の解消にすぐ貢献できるのは「こども園」じゃなくて「保育ママ」の方だと思うけど。


まぁ、保育ママもマッチングが徹底されて、双方納得するまで選択できるような制度だったらいいと思うけどね。

相性とかもあると思うし、全面的に子供を任せるわけだからそれなりに信頼関係も作らないといけない。

でも、そういう調整にはどこが介入してくれるんだろう?

自治体はそんなところまで面倒みないでしょう?

だったらそれは企業に任せればって気もします。


今週、また会合があるのでそこで先生たちと少し話ができたらいいなと思ってる次第です。

今日のブログはそのためのメモ的なブログなので散漫でごめんなさい。