家に転がってる週刊アスキーをペラペラっと見てたら、『ケータイジャーナリスト 全キャリアと契約してすべての携帯を保有している』と説明がありました。


それならウチの夫もケータイジャーナリストと呼んでください。


オタクのやることはわけがわからない。そんな夫と連れ添って11年、ぢろりです。



私、結婚してもずっと旧姓をつかって仕事をしていました。

結婚する前から、同じ会社(出向、転籍はあれど)にいたので、流れでそのままずっと旧姓を使っていたのですが、それにあまり不便も抵抗も感じず、結婚しても10年以上公の場所では旧姓を使ってきたのです。


私にとって、新姓は病院で呼ばれるくらいのものでした。

(なので、立ち上がるタイミングが一拍遅れる)


今回転職して、さすがに旧姓を使い続けるわけにもいかず、新姓で入社したのですが。


なので、今の会社の人にとっては新姓の「山田(仮名)」=私なわけです。


私が旧姓「田中(仮名)」はことは誰も知らない。


思えば入社当初は自分なりに超気を付けてました。ともすれば「田中です」と名乗りたくなる。

「山田さん」と呼ばれてもついスルーしそうになる。


毎日自分に言い聞かせてました。


私は山田


そんなこんなで大した失敗もなく3か月が過ぎました。

私の中でも「私は山田」が定着しつつあり。社内の人から「山田さん」と呼ばれても何の躊躇もなく「はい」と振り向くようになっていました。


なので、油断してたのかもしれません。


さらに、ここのところちょっと疲れていたのかもしれません。


年末調整の時期ということもあって、各部署のいろんな人から問い合わせが入ります。


金曜日の夕方、一番疲労がピークに達していると思われるその時、事件は起こりました。


「山田さん、内線で営業の川島さんから問い合わせ入っています。そちらに回していいですか?」


「お願いしまーす」


私の定時は16:30ですが、最近ちょっと押し気味になっています。そろそろ帰らなくちゃと思ってた矢先でもありました。でもまあ、と思いながら内線を代わりました。



「はい、田中です」


誰?!



電話の向こうから困惑の空気がすぐに伝わってきました。


瞬時に私も「やっちまった」と気づきあわてて言い直します。


「違う違う違う。山田です」


周りで聞いてた人もびっくりです・・・


電話の相手に事情を説明して謝って、電話を切ると。


すかさず電話をつないでくれた子からの突っ込み。


「びっくりしましたよー。山田さんがいきなり『田中です』って名乗るから」


自分でもびっくりしたYO


多分、すっごい気が抜けてたんだよね。その瞬間。

自分が思うより疲れてるのかも、ちょっと気をつけなくちゃと思った次第です。