年の40が見えてきて、捨てなければ手に入らないものもあるということがわかってきた、ぢろりです。

でも20代、30代はすべてを手に入れたかったのよね。わはは。


朝からニュースをちょこちょこ見て、いずれの番組でも「今日であれから半年です」というアナウンスを耳にする。

あれから半年。


そう、あの大地震、そして原発事故。


都内で暮らす私にとって、今は平穏無事な日常が完全に戻ってきてるけど・・・あの日を境に何もかもが一変し、それは今も続いている人がたくさんいることを・・・そう。私は忘れている。


自分の忙しさにかまけて。

目の前のやることに追われて。


通勤かばんには携帯用懐中電灯を常に入れるようになった。

チョコレートも入れている。

通勤に、ヒールのある靴は使わなくなった。

通勤かばんはリュックに変形できるものに変えた。


でも


あの災害で生活が一変してしまった人たちの心の痛みを、思う時間が少なくなった。


半べそをかきながら、会社から歩いて1時間半、必死にこぢろを迎えにいったあのときの気持ちが、今は薄らいできている。

明るい家に帰って、ご飯を食べ、お風呂に入り、こぢろと一緒に眠りについたあのときの幸福感。

いつもどおりの生活が何よりも幸せと思った、あの気持ちを、また私は忘れかけている。


日々の生活に追われ、多少の節電で多少の不便?いや、そんなの不便でもなんでもない。

そう、またこの生活が「当たり前」だと思いはじめている。



赤十字の義援金受付は9月30日まで


今週、郵便局に行ってこようと思う。


それだけでいいとは思わない。

でも、何もしないよりはマシだから。