と、いうタイトルの本があるんですって。吹出しました、ぢろりです。
バブル女とは1960年代後半に生まれた方々で、その下の貧乏クジ世代(こんな言い方知らんかった)は1971年から74年生まれを言うそうな。
かくいう私は72年生まれだから貧乏クジ世代だわ。
確かに女子大生ブ-ムの時高校生で、卒業したら女子高生ブ-ムがきたわ。
受験戦争なんて言葉もあったし就職氷河期とも言われたな。
そういうのが貧乏クジ?!
これで思い出したんですが私もかつてバブル女の下で1年ちょっと働いたことがあります。
確かにすごかった。
まさにバブルでした。
今からかれこれもう・・・10年前か。
私はとある会社の秘書として入社しました。
先輩秘書が2名。いわゆる「秘書見習い」みたいな感じで入ったのですが・・・
その先輩秘書が、まさにここで言う
バブル女
でございました。はい。
メイクはばっちり。マスカラもばっちり。
香水はもちろんエレベーターにのっておりても「あいつ乗ってたな」とわかるくらいにふりまいて、おいしいお店が大好き。月に1度は「美を語る夕べ」とかなんとか銘打った(今でいう女子会ってやつね)食事会を平均予算一人当たり1万円のお店で開き・・・好きな服装はゼブラとヒョウとジラフ柄。
30歳になるまで「失恋したことがなかった。だから失恋して苦しいって相談してくる友達の気持ちがわからなかったの」と平然と言い放ち(まぁ、その後自分も失恋してやっとその時の友達の気持ちがわかったというんですが)20代の頃は、そりゃあ暇さえあればハワイ旅行に行き、現地の人に「あなたハワイに住んでるのか?」と聞かれるほど・・・・・・・・お住まいは田園調布。高校卒業後はアメリカに留学。だから英語だけはばっちり出来る。でも、なんだろう・・・・ちと常識が違う。
仕事は定時できっちりあがるのが基本。秘書ですから、とくに残業したくない日にはボスのアポイントは絶対入れさせない!例えボスのスケジュールが空いていても!!!!!
暇な時間はママと私用メールをガンガンやり、真剣に取り組んでいるのは『フラメンコ』
業務中だって、ステップの練習しちゃいます。
すごいでしょ?結構。
これは実在する人物のお話です。
今でも忘れられないのが彼女たちの妄想ごっこ。
いや、私も人のこと言えない妄想族ですよ。でもね、彼女たちの妄想はついていけない・・・
ある日のこと
「ねえ、ぢろりちゃん。ぢろりちゃんは海外旅行に恋人といくならどんなシュチエーションがいい?」
どんなシチュエーション???
質問の意味を計りかねていると
「私はねぇ、まず待ち合わせはリゾートに向かう飛行機の中。私が先に乗ってビジネスクラスで離陸前のシャンパンを飲んでるの。経済誌をめくりながら」
はぁ。
「そしたらね、彼がやってくるの」
へぇ。
「で、私は手にしていた経済誌をめくりながら彼に言うの。『この間のあなたの取材の記事、ここに載ってるわよ』って」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・左様でございますか・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
シチュエーションってこういうことか。
彼女たちのおかげで、私は知らない世界を知りました。笑
アマンリゾートの存在をしったのもの彼女たちの会話から。
素敵だと思いますわ、確かにアマンリゾート。
でも、それ以外に私にとって役に立った知識は一切なかったわ。笑
そして、この先輩のうち1名は私の結婚式と披露宴に出席してくださったのですが、後日会社に写真を持っていったときひたすら自分の写真うつりばかり気にしていて、みかねたもう一人の先輩に「やめなよもう。これぢろりちゃんの結婚式の写真だよ」とたしなめられたんですが、そこで放ったセリフがいかしてました。
「え?関係ないわよ。私は自分の写真さえ綺麗に写ってればそれでいいの」
ワタクシが女性とあまり一緒に仕事したくないと思ったのはここらあたりに原因がありそうです。
*ちなみに、1960年代後半の方でも尊敬できる女性先輩とその後出会っています。必ずしも年代でカテゴリをわけるつもりは全くないのですが、あまりにその本のタイトルと昔の先輩の思い出が合致しちゃったんで書いてみました。
*あ、この記事絶対その当時の先輩には見つからないと思うけど・・・見つかりそうだったら削除しちゃう。笑