肋間筋肉の痛みはだいぶ落ち着いてきましたが、それでも寝がえりを打つと「うっ!」となる女、ぢろりです。
頼むからこぢろ、そんな私にダイブするのはやめて・・・。
昨日アマゾンで届いたのはマイケル・サンデル教授の本、『これからの「正義」の話をしよう いまを生き延びるための哲学』でした。
これを通勤の電車の中で読み始めたのですが、危うく折り損ねるところでした。笑
私は小説なんかを読むのは比較的早いんですが、これは、、、進まない。
読んでは立ち止まり、考え、また読む。考えて、もう1回戻る。
そんな感じで読んでるので、読み終えるのはいつになるのか。
さらに、本の中に紹介されている言葉とかエピソードが、そのことについてある程度知識があるというか、事象を把握してないとわかりにくいところもあったりして・・・
最近ろくに新聞さえも読んでない主婦には難しいわ。(いきなり逃げる私)
そんな中、今私がはまっているものは実は同じテーマが流れてるということに気付いたのです。
単なる偶然ですが。(というかこじつけ?)
サンデル教授
アンパンマン
共通項は 正義
私は1972年生まれ。私が幼稚園の頃、アンパンマンは絵本だけでした。
しかも今みたいに丸っこいアンパンマンじゃなくて、もっと人間ちっくなアンパンマン。
それから30年の時が流れ、気が付いたらアンパンマンは子どもたちのアイドルになっていました。
絵本だけじゃない、いろんなものにアンパンマンがあふれてる。
いつのまにアンパンマンはここまで市場を広げたんだろう。
気付かなかった。というか、アンパンマンは私にとって身近じゃなかった。
でも、アンパンマンの世界はものすごく広がっていた。
空白の時を埋めるべく、最近いろいろとアンパンマンについて調べていました。笑
そこで拾ったやなせたかし先生の言葉
ほんとうの正義というものは
けっしてかっこうのいいものではないし
そしてそのためにかならず
自分も深く傷つくものです
ああ。
そうなんだな。と、なんとなく思う。
正義。とか、正しいこと。って、難しくて。
誰かにとっての正義は、誰かにとっての悪かもしれない。
もっと言えば、正義によって傷つく誰かがいるかもしれない。
小さなころから人は「間違ったことをするな」「正しいことをしなさい」「正義はよいことだ」というふうにしつけられる。正義を乱す人間は、やっつけられてもいいのだと。
勧善懲悪の世界。
でも、でも、大きくなるにつれていろいろわかってくる。
世の中そんなに単純には出来ていないのだ。と
これは正義
これは悪
こんなふうに明確に切り分けられたら誰も悩まないんだ。と
だから私は、こぢろにはそういうことをいっぱい考えて、いっぱい悩んで、自分なりの軸みたいなものを見つけて欲しい、たーくさん自分でいろんなことを考えられる男になって欲しいと願っている。
だがしかし。
その母親である私の最近のあだ名は
ジャッジぢろり
・・・・・・・・審判がよく似合うそうで。
(誤解のないように言い訳すると、私は別にそんなになんでも白黒はっきりつけたり、すぐに善だ悪だと決めつけたりそういうことはしてないつもりなんですけどね、でも違うんですって。私は何かあると「ピピピピッ」って笛を吹いて「はいそこ、ダメー!」というイメージがあるんですって。ああそうですかそうですか)
サンデル教授の本は、ゆっくり読もうと思います。
じっくり考えながら。