さて、これで温泉旅行体験記はおしまいとなります。
確かに泊まった宿はよかった。
でもそれを補ってあまりある心労三昧の旅行だったことは否めません。
心からのんびりくつろげる旅行にいけるのは、いつになるんだろう。
でもきっと同時にそれは、もうこぢろが一緒に私たちと旅行にいかなくなる日を意味するのかもしれません。
ああ。そう思うと、一緒にいけるうちに多少疲れてもこぢろとあちこち行きたい・・・そう思う私です。
今回の旅行。
夫 私 婆(夫側) 婆(私側) 大人は合計4名。そして、この4人、気が合ってるとは言えません。
もともと夫家族と私家族のテンションは真逆です。
私たち家族はとにかくテンション高くにぎやか大好き。車で旅行なんていこうもんなら、ひたすら車内であーだこーだと大騒ぎ。しゃべって笑って突っ込んで!
一方夫家族には「お祖母様の葬儀出席のため東京から新幹線に乗り岐阜につくまでの道中、お互いがほぼ一言も会話しなかった」という、私たちからしたら
恐ろしいエピソード
の、持ち主・・・。
私はいまだに思うんです。
なんでアタシこの人とケッコンしたんだろう。って。
そしてなんでこの人はアタシとケッコンしようと思ったんだろう。って。
まぁ、そんな葛藤については語ると長くなるため、これはいずれおいおい別の日に書くとして(書くのかよ)そんな微妙にテンションの違う人間が旅行にいくと、お互い面倒くさいことになる・・・のはもう事実。
それでもお互い大人なんで、双方の微妙な妥協ラインをさぐりあって表面上は和やかに過ごせるものなんですね。
でも、これ。
孫が絡むと別物。
そう、それは唐突に訪れた。
朝、何かが気に入らなくてぐずりまくるこぢろ。
私の母が抱っこをしてなだめていた。
ハトヤのマグロ並みに暴れまくるこぢろを見て、義母が「あらあら、こぢくん。ばあちゃんのところにおいで」と誘ったその瞬間。(おそらく、義母は義母なりに苦戦している母を気遣って抱っこを交代しようとした。それは否定しない)
「いだないっ!!」
義母の手を振り払い、母に抱きつくこぢろ。
「かちわのばあたーーーーん(号泣)」
(*実家が「柏市」なので、ばあちゃんの呼び分けとして「隣のばあちゃん」と「柏のばあちゃん」にしているのです)
張り詰める空気!
こ
こ
こ
こ
こぢろーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!
意外と義母の根性あるので(強引ともいう)
「なにいってんの。どっちのばあちゃんも同じよ」
といって、こぢろを母からもぎとってましたが。笑
孫の取りあい。・・・気を使いますわぁ・・・・・