テレビをつけたら『私たちの再生はここから始まります』という趣旨の爽やかなCMが流れてきました。

あなた方のやることはその膨大な負債をなんとかすることで、そんなCMにお金かけてる場合ではないんじゃ?と突っ込んだのは私だけじゃないと思いたい女、ぢろりです。



さて、ただいま当社は祭開催中。

毎日毎日あちこちで問題勃発…

社長に呼ばれて相談されてもいかんせん労基法のグレーな部分は私もまだまだ勉強不足で、「うーん・・・どうでしょうねぇ、社労士に確認します」ってこともしばしば。

さて私先日からいろんな書籍を読んでいるのですが、わかったことは

『一旦正社員で採用すると解雇は本当に難しい』

ということ。

多分・・・現実はバシバシとリストラされてたりしますが、基本、労働者はかなり法律で守られてはいます。

もちろん人事権の乱用はいけませんが、実際として頭の痛い『問題社員』はどんな会社にもいるのではないでしょうか…


ウチにもいます。


とくに、中途採用でなまじ上のポジションで入った人の場合・・・まずポジションや給与を下げていくことが難しい。人事評価の手順を踏んで、本人とも面談の上段階的に下げていくしかありません。

もちろん、一方的な通告ではなく、ひとつひとつ噛んで含めるように説明して。


「あなたはこれが出来なかったですよね?あなたはこんなミスをして会社に打撃を与えましたよね?だからポジションが下がるのは仕方ないですよね。そうなると報酬も下がりますよね」


それでも人によってはそれを『退職勧奨』と受け取るようです。


してねーよ。(したいけど。っていうかこれからするつもりだったけど)


今はそれで少しもめています。


もちろん採用する段階で当社の見極めが甘かった・・・という点もあるでしょう。

それなら最初から採用しなければよかったじゃないという声もあるでしょう。


でも、採用って本当に難しいので、わかんないんです。

入社して実際に働きだしてみないと「あたりかはずれか」わからないのです。(こんな言い方したら怒られそうだが、正直なところそんな気持ちなのです)


この間、ジュンク堂にいって人事関係の棚をぜーーーーーんぶチェックしてきたけど、「間違えない採用の見分け方」みたいな本もたっくさんあったけど、なんか結局コレという方法はないような気がします。


なんか話がずれてきたけど、社長と打ち合わせをしているときポツリと言われたんです。


「あのさぁ、前の人事担当者にも退職勧奨というとあまりいい顔されなかったんだけど、会社にとって1円の売り上げも入れないで給料だけえんえんともらっている人になぜ退職勧奨してはいけないの?」


・・・・・・・・・・なぜでしょう?(まぁ、退職勧奨を「ハイよろこんでー!」という人事はいないだろうな)


「仕事が合わないのかもしれないじゃん。会社が合わないのかもしれないじゃん。そういう人に辞めたら?って勧めることはそんなにいけないこと?」


・・・・・・・・・・・どうでしょう?




私は、この社長の問いに対して満足できるだけの回答ができませんでした。


なぜだろう。


労働の対価として給与をもらう。


ということは、給与をもらうなら、それなりの労働をしなければならない。


売り上げを1円もあげられない人に対して、会社はいつまで給与を払い続ける必要があるのか。


これが新卒採用であれば「会社の教育」について疑問をもち検討する必要もあるだろう。見直す必要もあるだろう。

しかし、中途採用、即戦力として入社してきた人の場合は?


私にはまだまだわからないことがたくさんあります。