暑苦しいついでに、もう一つ暑苦しいブログを書いてしまおうかと思ってる熱帯雨林女、ぢろりです。
こぢろ、現在1歳9カ月。そろそろ10か月です。
身長80cm 体重10kg
よく食べ、よく笑い、そしてかなり強烈な自己主張。
言葉もいろいろ覚え、好きなものは「ぶーぶ」「ばなな」「ちーず」
生まれた直後、私は過剰にナーバスになっており「あれやこれや」と心配し、毎日育児日記をつけ、ミルクの量をチェックし、毎晩泣きまくって寝てくれないこぢろに振り回されていたけれど、ある瞬間を境にふっきれて
育児書を捨てた
そして、標準体重とか標準身長とか「●●か月の赤ちゃんは大体こんな風」というものもすべて
無視することにした
なぜならば
「標準」とか「平均」はたくさんのデータを割ったものにすぎず。
「標準」とか「平均」なんて人は存在しないと思ったから。
たくさんの「ちょっと違う」が合計されて、割られたものが「平均」とか「標準」の正体。
そんなものに振り回されるのはまっぴらごめんと思ったからだ。
もし、こぢろが他の子にくらべて劣っているところがあったとしても、それがわかったからといって何になるだろう。こぢろはこぢろとして受け入れていくしかない。
だから比較なんて意味がない。
気にしても意味がない。
でも、私は俗人だから気にしないことは無理。
今の月例ではこれが標準
とか
今の月例ではこれが平均
なんて情報を目にしてしまったら、やはり気になっていろいろ考えてしまうだろう。
それにこぢろを当てはめて、ずれていたら心配してしまうだろう。
ならば「余計なことは知らない方が幸せ」ってことで、ある意味自ら情報遮断をしたのだ。
そうやっていられたのは、多分、こぢろが保育園にいき、先生たちやほかの子供たちに囲まれすくすく育っていたからに違いない。誰もがこぢろの成長を温かく見守り、母親である私をフォローしてくれていたからだと思う。
そして、私自身、こぢろを身近で毎日見守っていくなかで、この子が変だとかおかしいなんて思ったことは一度もなかったからなのだ。
それが。先日、ひょんなことから義母がこぢろの発育を異常に心配していたという話を聞いてしまったのだ。
まさに寝耳に水。
かかりつけの小児科は、内科・小児科の看板を出す小さな「町医者」で、60代の女医さんが切り盛りしている。
ここは義母に紹介してもらっていきはじめた病院だ。
土曜日もやっているし、夜も7時まで診察してくれる。
家から近いし、そんなに混雑もしていない。
とっさのときには頼りになる病院。だからこの間熱が出た時もまず最初にそこに連れていった。
診察をしてもらって、処方箋を書いてもらっている間、先生が思わぬセリフを口にした。
「それにしてもこぢろくん、私は全然普通に成長してると思うけど、なんでお母さんあんなに心配してるのかしらね?」
は?
お母さん?
心配?
お母さんて・・・私がお母さんですが?
そして私は、心配など全くしておりませんが何か?
きょとんとした私の表情に気付いた先生は補足した
「ああ、お母さんていうか、こぢろくんからみたらおばあちゃんね」
そこでやっと気付いた。
「義母のことですか?」
「そう。お義母さん、なんかこぢろくんが普通の子より小さいんじゃないか、発育が遅いんじゃないかってしきりと心配してたわよー。なんでそんなに心配するのか私も不思議だったから大丈夫って言っておいたけど」
さらにそこで思い出した、数か月前やたらと私に「こぢろは保育園の他の子に比べてどうなの?」としきりと聞いてきたことがあったことを。
私は「えー、別に全然かわらないですよっていうか。あんまり私そういうの気にしてないんで」と答えたんだった。
それに1歳半健診が近かったので、それで何かあればお知らせしますよーって言ったのだ。
(もちろん健診の後は異常なしって言われましたよーって報告した)
「あー・・・そういえば少し前、なんかいろいろ聞いてきたことがありました。私、『え?全く大丈夫ですよ。っていうか私気にしてませんから』って言ったんです」
と、言ったら、先生は
「そう、嫁は全く気にしてないんだけど私は心配なんですって言ってたわよ。でも私も心配するようなものをこぢろくんから感じたことがないから大丈夫よって言ったんだけどね」
と。
義 母 めー !!!!!
思いこみ激しいんだよな。ちょっと。
そういうことを、あまり近所の人(いくら医師でも)軽々しく言わないで欲しい。
ちょっとムカっとした。
大丈夫って言ったじゃん。
健診の結果もいつもちゃんと伝えてたじゃん。
一体、何が心配なのさ!
でも、この話を義母にしちゃうと先生の立場が悪くなるから言わないけど。(私の顔を見て先生も「余計なこと言っちゃったわ」と思ったみたいだったので)
平均であること
標準であること
それはそんなに重要なことだろうか?
そんなものは統計の話だけだ
大事なのは目の前で成長していくこぢろ。
こぢろが楽しそうに笑い、幸せそうに笑い、そしてすくすく育っていくこと。
それが一番大事だと私は思っている。
全く気にならないかと言われれば、それは嘘だ。多くの親は誰だって自分の子供が人並み、人並み以上に優秀に成長して欲しいと思うはずだ。私だってそういう気持ちがないわけではない。
でも、だからこそ私だって一生懸命なのだ。
そんなものには振り回されず、こぢろを見よう。こぢろを受け入れて一緒に成長しよう。と。
平均な人
そんな人は 存在しないのだから。