今日、少しだけ時間が取れたので大急ぎで新宿におり、デパートでダンナの誕生日プレゼントを買った。

…とっくに誕生日は終わってるけど…

新宿駅には人があふれている。
エスカレーターに乗ろうとする私の前に、大柄な男性が入ってきた。

…誰かに似ている…

記憶のデータベースからものすごい速さで検索されたのは…

あっ!潰れたベンチャーコンサル会社の営業だった山岡さん!!(仮名)

※もう10年以上前、私が勤めていた会社が倒産した。2ヶ月分の給与未払いで…この話しはまたいつか。

山岡さんもある意味伝説だった…
営業マンなのに、客先を回らない。
いつも社内で油を売って、タバコを吸って…

彼は遅刻大王だった。
でも遅刻はよくない、そんな意識はあったのだろう。
毎日毎日遅刻に対する言い訳はそりゃあ豊富なバリエーションだった。

その中でも忘れられない言い訳。

「今日はうちの飼ってるハムスターが出産で、息子と一緒にみてたらさー…こんな時間になっちゃったよ…」

出勤してきたのは…昼過ぎ…
ていうか、息子…学校は?

いまだかつてこれを越える遅刻の言い訳に出会ったことはない。