最近、仕事の連絡とメールって切り離せない手段になっていると思いませんか?
もちろん、急ぎの連絡や重要な確認は電話が多いけれど、時間に余裕があったり添付資料が必要な連絡って、メールに頼りがちです。
ビジネスメールのマナーって、いうのも結構一般的に浸透していると思うのですが。
たとえば、メールの場合
拝啓 仲秋の候、皆様にはご機嫌うるわしくお過ごしのことと存じます。
なーんていうあいさつは抜きにしていきなり用件に入ってOKとか。
そういう、メール特有のルールみたいなのってありますよね。
で、おそらく、メールの最後にはみなさん「署名」とか「サイン」と呼ばれるものを
入れていらっしゃいます・・・よね?
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とりのす ぢろり
株式会社鳥頭商事
中央区日本橋×-△-○
電話:03-
FAX:03-
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まぁこんな感じのが一般的ですかね?
もちろん会社によってそれぞれ、人によってそれぞれ。ですよね。
それはいいと思うのです。
何回もやりとりしている場合は、うっとおしいので署名は入れない!とか、メーラーによっては返信機能を利用するとデフォルトで署名が入らないっていう機能もあったりするので、もちろん必ず署名をいれなくちゃだめとは思いません。
が。
とりあえず初めて連絡をとりあう方の場合、入れておいたほうがいいかなって思うのです。
メールを見て、たとえば「電話で確認したい」と思ったときそこに電話番号があれば楽じゃないですか。
親切じゃないですか。
特に、メールだけのやりとりでもビジネスが成立してしまう昨今。顔の見えない相手に対する礼儀というかなんというか・・・
さて、S子さん。
営業事務に異動となり、営業事務としてバリバリ働くT子さんから業務指導を受けています。
どうやら、顧客に何やら確認をするメールを作成するように言われた模様。
「メールを送るときは、とりあえず今回は最初だし、私を必ずCC:に入れておいてね」
丁寧に説明するT子さん。
「わかりました」
素直に返事をするS子さん。
ここまでは普通の会話。
その数分後。
T子さんが若干青い顔でS子さんの席にやってきた。
「・・・S子さん、さっきのお客様へのメールなんだけど・・・・」
「はい」
「・・・せめてメールの最後に・・・署名は入れようよ・・・でないと先方も『これだれ?』て思うから」
「あー・・・ごめんなさい。・・・えーと署名って・・・どんなの?」
「しょ・・・署名って・・・わからないの?」
「私、使ったことなくて・・・・」
T子さん絶句
ご愁傷様です。。。
のちにT子さんが語ったところによれば、メールの最初に
「いつもお世話になっております。株式会社鳥頭商事の××です」的な簡単な挨拶もついてなかったとのこと。
・・・まさに・・・・いきなり用件?!
アメリカ人?(アメリカ人だってHelloくらい入るよな・・・多分)
「だってさ、そこから教えなくちゃいけないって思う?普通」
思いません。
でもね、S子さんはちょっと違うの。なんか、数年社会人をやっていたらおそらく身に付くであろうビジネスマナーのようなものが
欠落
してるのよ・・・
その1件を皮切りにT子さんはS子さんのメール1つ1つを事前にチェックするようになったことは言う間でもない。そして、さらにそれがだんだんT子さんの業務の負担になり・・・「なら私がやった方が早い」ということで彼女に仕事を回さなくなったもの・・・当然といえば当然の結果なのか・・・