現在移転プロジェクト進行中。
レイアウトがほぼ固まりつつあるところだ。
移転後は今より狭いオフィスになる。当然みんなに割り当てるスペースは狭くなる。コスト削減のための移転だから・・・しかたないのだ。
さて我社の喫煙率は3割程度か?私は非喫煙者だが基本喫煙に対して否定はしない。ダンナがヘビースモーカーだし…まぁ吸いたきゃ吸えばというスタンス。
今、会社に喫煙コーナーはないが親会社(1つ上の階)の喫煙コーナーを使わせてもらっている。
移転の物件を探すにあたって私は最初から喫煙コーナーをどうするつもりか確認していた。
上司は喫煙者だ。
彼は「要らない、作らない」の一点張り。
最初から無ければ文句は出ない。
有ったものを無くすのは文句が出る。
スペースには限りがある。細かい配置は調整できても基本的な必要絶対事項を後から追加することは難しい。
だから物件下見段階から喫煙コーナーの要不要を確認していたわけだ。
喫煙室の有無は物件の坪数検討に結構影響を与えるから。
でも上司は「要らない」の一点張り。どうやって喫煙者に説明するのかな…と思ってはいた。
思ってはいたのだが…
有休をもらった次の日、出社してランチタイム。
「昨日ね、●●さんがいきなり乗り込んできて『なんで新オフィスに喫煙室を作らないんですか?』ってすごい文句を言ってたよ」
教えてもらった。
そんな話は聞いてない。まじですか?
会社に戻って上司に確認。
「●●さんが喫煙室について文句いいにきたって・・・本当ですか?」
「なんで知ってるの?」
「教えてもらったんです」
「大丈夫大丈夫。まぁ、とりあえず要望は聞きましょうとは言ったけど、作る予定はないから」
そういう問題ではない。
そしてこの上司、のんきに社内イントラのメーリングリストで●●さんが喫煙者を対象に「分煙機を喫煙者全員で自腹レンタルして会社においてもらおう署名活動」を展開してるんだと言いだした。
なんだと?
「俺はさ、喫煙者だけど立場が立場だから回答は控えさせてもらうってコメントさっさと入れたとこ」
WHAT?
ここで私の沸点がいきなりキタ。
ちなみに、私のあだ名は『パロマちゃん』(瞬間湯沸かし器)です。
「回答は控える?そういう問題じゃありませんよね?なんでこの運動をやめさせないんですか?」
「だって、言い分は一応聞かなくちゃ」
「言い分を聞く?はぁ?じゃあこの運動が盛り上がって全社を巻き込んで分煙機設置に賛成派多数になったら分煙機入れるんですか?入れられるスペースがあるんですか?」
「ない」
「・・・・そうですよね?物理的に無理ですよね?分煙機を入れるスペースなんてレイアウト上どう頑張っても無理なんですよ。それ、なんで説明しないんですか?●●さんはこれで多数の合意を得たら分煙機を入れてもらえると思ってますよ?なんでそこを一番最初にきちんと説明してあげないんですか?」
「・・・・・・・」
苦虫をかみつぶしたような上司の顔。でも、私はここで引くわけにはいかない。
なぜなら・・・
今回の移転ファシリティ担当責任者は・・・私なのだ!!!
なぜ私に一言もなくそういう運動を認める(黙認する)。この
バカ上司!
怒鳴りつけてやりたい気持ちになったが、さすがにそういうわけにはいかない。
彼はそもそも執行役員だし。でも、出向元に戻れば同じマネージャー職・・・本来であれば同じ立場なんだが。くそぅ。
「・・・もし私が●●さんの立場だったら、絶対に誤解しますよ。多数の賛同が得られて喫煙者自らが自腹を切るんだから分煙機を入れてもらえる。そう思ってしまいます。賛同が得られようが得られなかろうが、スペース上喫煙室を作ることも分煙機を入れることも無理、最初からきちんとそう説明すべきだったと思います。私はこのような問題が予見されたから、物件の下見段階から確認していましたよね?喫煙室は本当に不要ですか?と」
「この事態については僕が収拾をつけます」
「わかりました。よろしくお願いします」
さて、彼がどのように収拾をつけるのかお手並み拝見である。
管理部門の総責任者であり、執行役員の立場である以上、こんな運動が起こる前に喫煙者に対しきちんと説明をすべきだ。「スペースの都合上喫煙室を設けるのが困難である。また、社員の健康管理上会社として喫煙を励行するような喫煙室の設置は今回の移転を機に止めることとなった。僕も喫煙しているけれどこれを機会に禁煙しようと思う。みなさんも健康のためにぜひ、検討していただきたい。また、オフィスビル周囲の喫煙スペースについては現在不動産会社に問い合わせているから、しばし待って欲しい。●●さん、今回の運動は即刻取り下げてもらえないか」と。諌めるべきだろう?
頼むから
「いや、ファシリティの責任者はぢろりさんでさー。ほら、彼女たばこ吸わないから」とか私を売るような真似だけは絶対にしないでいただきたい。そんなことを言って喫煙者をなだめようとしたなんて話がちらりとでも私の耳に入れば・・・
全面対決してやる。
もはやワタクシ、臨戦態勢でございます。