こぢろが1歳になる記念に、どうしてもしたかったことがある。


それは・・・



家族写真の撮影



産後の肥立ちが悪かった私は、こぢろのお宮参りに「行く」だけで精いっぱい。

写真なんてろくに撮れる状態ではなかった。

ダンナが自慢の一眼レフを持ち出し(利用回数は数えるほど)撮影していたが・・・



素人感覚は否めない



お宮参りの写真を見るたびに



「嗚呼、ちゃんと撮影しておくんだった」



と、後悔していたのだ。




そして、もう1つ。私にとって家族写真の撮影は別の思いもある。父が亡くなる数年前。何を思ったのか母が「家族全員で写真を撮ろう」と言い出した。弟など露骨に嫌な顔をしたが、地元の写真館を予約して4人でそろって写真を撮ったのだ。七五三でもなければ結婚式でもない。


本当の「家族写真」



それが今ではいい思い出だ。その写真を見るたびに「もっと家族写真を残しておけばよかった」といつも思うのだ。



だから私は自分の家族ができたら、節目節目で家族写真を残しておきたいとずっと思っていた。いつかこぢろが大きくなって、私が死んだ時、その写真を見て私を思い出してもらえるように。その写真を見ながら「おもしろいかーちゃんだったよな」と思ってもらえるように。



ということで、まず最初の節目として1歳の誕生日は外せない。そう思ったのだ。



子供がいると真っ先に思いつくのは、そう、スタジオアリス。
でも…なんだか浮かれた衣装を着せられるのはいただけない→大いなる偏見
普通の写真館で撮ることも考えた。
しかし1歳児連れの撮影ならば「子供専門」をうたっているところの方がいいだろう…

近所にスタジオアリスがあるにはあるのだが…車でないと行きにくい。
義母と実母も一緒なのでみんなで車となると…3列目シートを立ち上げなければならない。
後ろにみっちり詰まってるダンナ荷物をおろして…
面倒…

そんな中、義母が「広告入ってたわよ」と近隣駅近くの子供撮影スタジオのチラシを2社持ってきてくれた。
ちなみに義母は「写真なんて…」と内心思っているようだが嫁に逆らうと面倒→面倒は起こさず生きてきた→何も言わない。笑

絶対いい記念になるんだって!
それは死んだ後最大の効果を発揮するんだって!


私は最近「自分が死んだ後のこと」をよく考えるようになった。

まだ早いのかもしれないけど・・・こぢろを産んで命をつなぐ役目をなんとか果たした私は、次に自分が死んだらと考える。こぢろに、私やダンナが死んでも一人で生きていけるだけの力をつけてもらいたい。

そして、せめてこぢろが生きている範囲内は、少しでも私がいなくなった後「私が生きていたこと」を思い出してもらえたら・・・


はい、そうです。ピンときた方。


この本の影響です。ズバリ。笑

「ちいさなあなたに」 主婦の友社


私は平凡な人間で、どう頑張っても後世に名を残すことは無理そうだ。

かつては、後世に名を残すくらい何かやってやるんだ!なーんて大志・・・妄想?を抱いていた日もあったけど。まぁ、若気の至りで。

だから、いつか私が死んでしまって何十年もたてばきっと「私」のことなど知る人はいなくなる日が来るだろう。そんな平凡な人間が自分の存在をこの世の中に残すとしたら・・・子供を産むことなんだろうなぁ・・・と、ときどきぼおっと考える。


なんか話がそれてきた。


結局どこで写真を撮ったかというと


らかんスタジオ


というところ。

七五三の前撮りということで、かなり混雑していた。

やはりこういうときは「女の子」の方が衣装選びの楽しさがあるなぁ・・・と店内にずらりと揃えられたドレス・ドレス・ドレス・着物・着物・着物・・・圧倒されました。


撮影料は4700円。

30分以上かけて100ショット上撮影してくれた。

カメラマン1名&子供の興味を常にカメラの方にひきつけてくれるスタッフさん1名

やはりプロは違う。

だから撮影そのものはかなりスムーズに進んで、こぢろもなかなかいい感じで写真を撮らせていた。


しかし・・・大変なのは・・・実はそのあと。

100ショット以上ある写真の中から「何をプリントアウトするのか。どの商品にするのか」を決めるのが大変なのだ!プロが撮ってくれた写真は確かに素敵。でも・・・「これ、いいね。これ。いいね」と言っていたらあっという間に・・・十万円超えるだろうな・・・


しかもデータ保存は「商品にしたデータ」のみを4年間保存。それ以外は消去されてしまうのだ。

また、デジタルデータだけを購入することは不可のため、データ購入したい場合はL判プリント(一番安い商品)で買わなければならない。


親ばか全開


な、私はすべてのデータを買い取りたいくらいだったが(当初設定していた予算など無視して暴走しかねない勢い)


夫は冷静


的確にデータを選び、商品を検討していく。


結局


・家族5人の写真 六つ切り 3枚

・家族3人の写真 六つ切り 1枚

・こぢろ単独5ポーズ→ひとつのフォトフレームに組み合わせていれてくれる→3セット

・こぢろ単独4ポーズ&私とこぢろの2ショット1ポーズをフォトフレームに組み合わせていれてくれる→1セット


に、きちんと絞り込み・・・当初考えていた予算をちょっとだけ超えるくらいでおさまった。


さ。かーちゃん連休明けからまた


頑張って働きますよー。