こぢろ、6か月。あと1週間で7か月。

下の歯2本はもうかなり明確に見える。

ニカーっと笑うとにょっきり見える。それがキュートだと、保育園の先生からありがたいメッセージ。


続いて上の歯もはえてきた。

かまれると・・・痛い。

本人はどうもかゆいらしい。そんなこぢろのために、いろいろな歯固めを与えてみた。


噛むところにお水が入っていて、冷蔵庫でひやすと噛み心地がひんやりする歯固めとか、イカの形をしたイカみたいな噛み心地の歯固めとか、いろいろ買ったじゃないか!息子よ。

しかし、子供というのは大人から与えられたもの以外のものに興味をしめす。


私が買って与える歯固めより、私の手を、私のあごを、そして私の着ているパーカーのジッパー部分を、噛みまくる。

お仕着せのおもちゃには食いつかねえぜという強い意志表示なのか?

こんな月齢からそんな反骨精神を見せなくてもいいのだよ、息子・・・


柏のばあば(私の母)が首から下げている、肩こりをなおすという正体不明のゴムネックレスにもいたく興味を示す。必ず手をのばし、くわえてしゃぶる。

孫命のばあばは「じゃあね、これ、こぢろ専用にあげるからね」といってこぢろに渡し、自分用にはもう1つ新しく買って首からさげてきた。

その途端、彼の興味は「自分にもらったゴムネックレス」ではなく、「今、ばあばが首からさげているゴムネックレス」へとうつってしまう。

そう、「誰かが使っているソレ」がいいのだ。


今日も転がって、手にあたる何かを模索しているこぢろ。


そんな小さな手にあたったものは、ティッシュの箱。


短い手を、指を、精一杯のばしてティッシュの箱を引きよせようとするこぢろ。(彼はまだずりばいもできない)

手が伸びてんじゃないか?というくらい手を精一杯のばして、その吸盤でもついてんじゃねーのというくらいものを吸いつける指でティッシュの箱をたぐりよせる。


・・・どうする気だ・・・・


もしかして、ティッシュを1枚、また1枚と引き出すんじゃ・・・そう思いながら眺めていると、ティッシュを引き出すことに興味はなさそう。一生懸命箱をまさぐっている。


・・・箱が好きなのか・・・


ふと目を離し、もう一度こぢろの方をみると、一心不乱に箱を食っている!


ストォーーーーップ!


箱をとりあげると、角に穴があいていた・・・


箱の方向を変え、穴があいていない方の角を持たせると


「あれ?おい、おかしいな。穴は?」


と言わんばかりの表情で一生懸命箱を検分するこぢろ。ティッシュの箱の全体像を理解するには、まだいたっていない。