大変お待たせ致しました。先日の「estrella」の写真。
ライブ編その1http://heartland.geocities.jp/omnibuslive/est20090524.html
ライブ編その2http://heartland.geocities.jp/omnibuslive/est200905242.html


3つくらい前のエントリで、大変品のないタイトルで駄文を書いてしまい、案の定傷つかれた方がいたようです。(アメブロには転載してませんので、興味のある方はイベントブログで探してみて下さい)
傷つかれたり、不快になられた方もたぶんいらっしゃるかと思うので、そこは申し訳なく思っています。
でも、本心なので、訂正しません。訂正するくらいなら始めからここに書くべき内容ではなかったということになってしまうので。

さらにその2つ前のエントリでも書いている通り、ご出演頂いたり、他の部分でご協力頂いていることとかは感謝しているし、ステージ内容自体も、決して悪くなかったと思うのです。

でも、出演者達は皆「楽しかったです」「良かったです」と言ってくれたけれど、本当にあの集客の中でのステージで、楽しかった? 満足した?
本当に満足したなら、相当能天気だよな。そんな風に思ってしまったのでした。

皆、主催の私に気を遣ってくれてあえて触れなかっただけだったのかもしれないけれど、もっと、「こんなにいい環境で、満足なステージができたから、本当はもっといろんな人に見てもらいたかった! 次はもっと(集客も)頑張ります!!」みたいな感想があってもいいんじゃない?
そんな風に思ってしまって。
集客が少なかったこともそうだけれど、それ自体がどうとかっていうよりも、あまりにも「自分が楽しかった」「自分が満足した」みたいな感想ばっかりで、そういう言葉が誰からも一言も出なかったことが、不思議で仕方がなかったのでした。


改めて、声を大にして言いたい。
estrella」は「Tadpoles」の延長じゃないぞ!! と。


もっと、お客様に対してこういう事を伝えたいとか届けたいとか、こういう風に楽しんでいってもらいたいとか、自分流のエンターテイメントを余すところなく届けようという高い意識で臨んでもらいたいのが、「estrella」。
だから、高い意識を持つもの同士、もっとお互いをライバル視したり、ある部分ではリスペクトしたり、別に喧嘩しろっていうのではないけど、「やべぇ、こいつやるじゃん」とか、そんな微妙な緊張感を互いにもちつつ、それぞれが自分のステージの中で自分の持つ力を出し切って、結果として、数時間に渡ってご覧頂いた皆様には満足して頂くという。
estrella」は、そういうちょっと高いモチベーションを持った集まりだったりライブでありたい。
主催者的には、そんな位置づけでライブを企画しています。

だから、先日楽屋で「estrellaでテーマソング作らないの?」なんて、ある出演者様に言われて、「趣旨が違う」と思わず睨みつけてしまったんですけども(苦笑)
Tadpoles」は、初心者の方も参加するということで、ちょっと馴れ合いな感じの人もいつつ、ベテランがしっかり締めてくれるところもあって、そのごちゃ混ぜ感が程良いアットホーム感を出してくれてて、1つのイベントの色になってるんですけども。
estrella」でアットホームとか、別にいらないんで。(ダメとかじゃなくて、そういう空気にしたいんだったら自分の時間に自分の力でしてね、ということ)


とある昔からの出演者様に話したら「ありえない。『estrella』でテーマソングなんて」って。
たぶん、イベント開始から1~3年目くらいで参加し始めた方には、わかる感覚かなと思うんです。
やっぱり、最近そういう事を熱くブログで語る事を意識して押さえてきたところがあったので、その弊害が今になって出ているのかなって、ふと思いました。

そんなちょっとした出来事もあったりとかしたので、ここ2年位かな? いろんな人の目を意識して、なるべく無難に文章をまとめるようにしてきて、古くからの出演者様たちは「けろさん、かなり表現押さえて書いてるなー」とかって思いながら読んでいたと思うんですけど。

でも、そういう誰にでも迎合するような風合いが、うちのイベントの色を薄めてしまっているように最近は感じていて、なんかもう、そういうところで我慢するのはやめようかなぁ、なんて、また思い始めています。


「せっかく読みに来ているブログだから、読んで楽しい気持ちになりたい。そんなにひどい表現で書かなくてもいいじゃないか」なんてご意見を頂いた事も、随分昔にあります。
3つ前のエントリも、「そんな表現しなくても・・・」って思った人もいると思います。

ただ、私が「これは納得いかない」とかだけ書いても、皆は「あぁ、けろさんまた怒ってる」と、他人事にしか思わない。
でも、ああいう言い方をされて、不快に思ったり、「なんでたかがけろさんにこんな事言われなきゃならないんだろ、ムカツク」とか、「悔しいから2度とこんな事は言われたくない」って感じたり、今回はたまたま出演していなくても似たような事自分もあったなってドキッとしたり。
そうやって読む人1人1人の心が動かないと、1人1人がいろんな事考えて音楽とかライブとかに真剣に取り組んでくれたりは、しないんじゃないだろうかって。

1人1人が真剣に考えて取り組まないと、絶対良いイベントにはならない。
よく「けろさん頑張って下さい」みたいなメールもらうけど、私だけが頑張らなきゃいけないの? 違うでしょ。
もちろん私もやるだけのことはやろうと思うけど、私と出演者の全員がそれぞれの立場でできることに取り組んで、それで1つのイベントを作っていくんでないかい?
お客様は皆のことを見に来るのに、私だけ頑張ったって、しょーがないだろと。
そんな事は、時々思います。

一方、出演者様の中では、「僕はこういうことを頑張るので、けろさんも頑張って下さい」とか、「お互い頑張りましょう」みたいなメールを下さる方もいます。
どれもなにげなく書いている文章だと思いますが、こういうちょっとしたところでも、出演者各々がイベントや私に対してどう思ってくれているかっていうのは、結構覗けたりします。


なんか、久々にこちらのブログで自分らしく語った気がします。
楽しいイベントにしたいっていう気持ちはいつも変わらないけれど、それは表面だけのおちゃらけた軽くて薄っぺらいものではなくて、やはりご来場下さった方1人1人にも、出演して下さったアーティストの皆さんにも、心に残ったり、成長の糧になったり、そういう、人生のどこかでプラスになるような、そんな何かを提供できたらなって。
そんな事をいつも思いながら、イベントとか、イベントを通して知り合う皆さんと関わっています。

だから、結構口うるさい事を多々言うと思うので、不愉快に思われる事もあるかもしれませんが、そんな時は「どうしてこんな事言うんだろう?」って理由を考えて頂けたら、大抵は納得して頂けるのではないかと思います。