ファンならブログタイトルだけで分かる、HUNTER×HUNTERシリーズでも極めて異質な切ないストーリー。 部屋にいるのは、キメラアントの王 メルエムと盲目の軍儀(架空の盤面競技)世界王者 コムギだけ。

 

 

 

原作は勿論傑作だが、TVアニメも秀逸だ。 原作に忠実で、かつ原作の世界をより深め、抑揚を豊かにし、情緒を高めている。

 

 

 

メルエムがコムギに改めて名乗った時から途切れながら続くひとときの〝幸せの旋律〟は、ウェルフィンが命乞いで「コムギ…?」と口にした瞬間、メルエムがその記憶を取り戻した背景に溢れ出た美しく儚い景色と時空を超えて繋がっている。

 

 

 

メルエムは初めて側近へのリスペクトを口にした。 メルエムは心の中で呟く・・・「何が大事なものかを……何も知らなかったようだ…」

 

 

 

しかしメルエムは毒に侵されている。 「この毒は伝染する 側に長くいればお主にも」とメルエムが打ち明けたその言葉が終わる前に、微笑むコムギ。 「不束者ですがお供させてください」と。

 

 

 

出会った日からひたすら軍儀を打ち合い、次第に心を通わせるようになり、そしてこの時、種の壁を超え、共に、同時に、生まれてきた意義、自身の生命の目的を悟る。

 

 

 

 

軍儀のコマ ・・・〝師〟と〝忍〟が空間に、まるでメルエムとコムギが寄り添うように舞う。 そして、そのままエンドロールへ。 エンドロールではメルエムとコムギの幸せの記憶が流れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・やがてエンドロールは途絶え、やや経つと、それまで続いていた〝幸せの旋律〟は消え、画面は真っ暗に。 そもそも、カーテンを開けたその部屋の外観の、窓には灯りがなかった。 そう、最初からこの部屋は真っ暗だったのだ。

 

 

 

程なく、こんな言葉を口にするようになる。 それはメルエムの視力、認識力が、身体中を蝕み切ろうとしている毒で機能しなくなった瞬間。 

 

 

 

 

再会を果たす前、コムギを見つけ出すために自らのオーラを変化させて放った光子が室内を蛍のように漂いながら、部屋のあちこちを仄かに照らし出す。

 

 

 

恐らく、もう2人は実際に打ってはいない。 心の中で軍儀を交わし続け、メルエムは最期を迎える。

 

 

 

 

「………」はコムギが「メルエムが人間ではないことを知った」ということだろう。 TVアニメでは、手の場所を探す過程でメルエムの顔に触れ、その頬をゆっくり撫でている。

 

 

 

そして、コムギに「ありがとう」と感謝を告げた後

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最近、久しぶりに再放送で観て、また花粉症状態に(笑)

 

 

 

ブルーレイか DVD がどうしても欲しくなって、大手サイトで探したところ、この回単体での扱いがなかったので、やむなく〝レンタル落ち〟というものを購入。

 

〝レンタル落ち〟ってこんな体裁で送ってくるんだね。

 

 

 

 

レンタル店で貸し出しを繰り返していたものだからレーベル面は少し汚れていたけど、再生面は綺麗でほぼ無傷。 勿論、支障なく観られるし、このところこればかり観ている。

 

 

 

 

そうそう、うちの電話台の下にある造り付けの書棚に原作本が入っているんだけど、うちにやって来ると時々ここにある漫画を見ている Sちゃんはいつ気付くかな?