2024年11月16日に >>> 物騒な世の中…戸建て住まいの高齢者はマンションへの住み替えも視野に <<< というタイトルで終の棲家の選び方について投稿しました。(フォトはイメージ)
その中に書いた条件のうち・・・
「本来なら居室に充当すべき専有面積を長い廊下に喰い潰されている物件は避けること。 例えば、浴室に繋がる洗面脱衣室の入口を廊下ではなくリビングに設けた間取りは、廊下を短くすることができるだけではなく、冬場のヒートショック対策にもなることから、〝高齢者に優しい物件〟と言える」
・・・については考え方が分かれるところ。 因みに僕はマンション建設や不動産販売の関係者ではなく、数々の転居の末に終の棲家として購入した駅近マンション生活を謳歌している一般人です。
洗面は1箇所 かつ 洗面室は脱衣室兼用という一般的なマンションの場合、そのバリエーションは大きく分けて3つ。
【パターン1】洗面室、トイレとも入口は廊下に配置(一般的)
メリット:洗面室を玄関近くに配置できる、それぞれの独立性が担保される
デメリット:廊下は冬は寒いし夏は暑い、廊下が長くなるためその分居室が狭くなる、生活動線が長くなる
【パターン2】洗面室入口はリビング直結、トイレ入口は廊下に配置(やや少数)
メリット:廊下面積を減らしその分居室を広くすることができる、リビングのエアコンのお陰で冬季入浴時のヒートショック対策になる、夏季入浴時は涼しい、生活動線を短くできる
デメリット:帰宅してすぐ手洗いができない、手洗いや入浴の際に来客と顔を合わせなければならないことも
【パターン3】洗面室入口もトイレ入口もリビング直結(やや特殊)
メリット:パターン2のメリットに〝トイレ〟が加わる。
デメリット:パターン2のデメリットに〝トイレ〟が加わる。 洗面脱衣室に浴室とトイレの入口両方を設けた場合は入浴している隣をトイレ利用の客人が行き来するなどそれぞれの独立性はかなり損なわれる
どうでしょう? 子供が同居している場合、パターン1以外は抵抗があるでしょうね。 しかし、とうに子供が巣立った終の棲家となると合理的なパターン2も選択肢に入ってきます。 あくまでも考え方感じ方次第ですが……因みに、うちはパターン2です。
一方、パターン3の「トイレ入口がリビング直結」というのはかなり抵抗があるものの、構造や広さでカバーできるとは思います。 が、そうなると無駄に面積を喰ってしまうため、一般的なマンションでの造作は難しいでしょう。
終の棲家について、今から5年ほど前に見つけた記事を紹介します。
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某不動産業者に届いた意見ですが、具体的に書かれていて納得度が高く、色々と考えさせられる内容で感心しました。
但し「広さ60平米」は文面から考えて、恐らく単身者か、もしくは夫婦なら納戸等の収納を除いた専有面積と判断されます。 収納を含む専有面積60㎡は夫婦の終の棲家としては不足。 特に戸建てから住み替える方にとっては考えられない狭さでしょう。
一般論でも経験値から言っても「元々の LD と隣室との仕切りをなくすケースも含めて LD が16帖程、寝室が6帖程、子供達が泊まりがけでやって来た時の客間が6帖程、更に必要な収納を確保すると、単身者なら専有面積で60㎡、夫婦2人なら70㎡、夫婦別寝室なら80㎡」程度が適切だと思います。
勿論、広いに越したことはありませんが、生活動線が長くなるし、ハウスキーパーを雇う資産や収入がなければ掃除含むメンテナンスを必要とする面積が増えて相応の労働を強いられる、光熱費が増えるなどのデメリットについても考慮する必要があります。
逆に、「もっと狭くても大丈夫」という方も念のため、段々家で過ごす時間が増えていくことを想定し、息苦しくならないかどうかイメージしながら考える必要があるでしょう。
人生の最終章を過ごす終の棲家。 無理なく日だまりのような豊かで穏やかな時間になるよう、じっくり選びたいものです。

