タイ王国にも国有鉄道があります。

 

総延長、営業収支も芳しくありません。

昔から「近いうち全廃になる」「赤字でもうダメ」と言われながも

何とか頑張ってます。

 

 

こんな田舎の何かの引込線ですが、軌道はきっちり整備されてます。

 

 

ここはタイ国鉄北本線の終着駅、チェンマイ駅です。

 

ここからバンコクへ帰ります。

 

 

駅前ロータリ、まんま観光客向けですね。

右2軒は中で1つの半飯屋/半カフェ、好きな人には好きなスタイル。

 

出発前のバタバタしてる時には便利です。

 

 

英語ドーンの割には良心的価格。

 

駅横路地挟んで目の前にある大衆食堂に比べ、5〜10バーツ高い程度。

そんなにボッてないですよね。

 

 

寝台列車が数本ありますが、それを含めて1日6便しかないですね。

 

 

 

それでもバンコクから列車が到着すると、この盛況。

 

時間がかかる上、一等寝台なら国内格安航空便のプロモ運賃の方が安い場合も

多いです。

 

けど「鉄道で旅をしたい」て人がいまだ多いようです。

 

 

駅構内は広く、貨物ヤードが数本あります。

 

使われなくなったディーゼル機関車が放置されていました。

 

 

失礼、まだ現役でした。

 

 

コレを見て「タンク車」と思ったあなたは、紛れもなく「鉄道マニア」。

 

そして「タキ」と呟いたあなたは、「模型厨」。

模型はいいですよね、「掌の中の永遠」。

 

 

特急(寝台)はコイツが牽引します。

馬力ありそうですね。

 

 

はい、サクッとバンコクです。

 

ここはバンコク中心部、空港鉄道のターミナル・ファヤタイ駅の高架下。

これはタイ国鉄東本線。

 

 

夕刻の東本線ファヤタイ駅。

国鉄のは「あ、ここ駅なんだ」て感じで、しょぼいどころでないです。

 

何か騒然としてると思ったら、ただ列車を待っているだけみたいです。

と言いますかプラットホームの反対側からも乗車するつもりですね。

 

相変わらず、タイはフリーダムですね。

 

 

ほんで、近っっ!!!

 

以前「市場の軒先をかすめる鉄道」の映像がありましたが、それとは違う戦慄・狂気を

感じました。

 

 

さて、ここはどこでしょう。

 

 

ここはタイ国鉄北本線「バン・スー駅」です。

標識にはジャンクションと書かれてますが、普通の駅です。

 

 

かつて、この駅の東側に広大な貨物ヤードが広がってました。

 

 

その廃ヤード跡地に「バンコク新中央駅」ができました。

 

 

駅の英語表記は「バン・スー・GURANDO STATION」です。

 

 

ありました「駅食」。

 

 

少し狭い、首都の中央駅にしては小さい。

他に何箇所かあるのかもしれない。

 

それにしても綺麗ですよ、掃除の頻度が空港なみです。

 

 

店舗は7軒ほど、やはり少ない。

 

 

小腹が空いたので麺を食します。

 

「ナム・トク・センヤイ・ムゥー」直訳で「濃いめスープの太麺豚肉入り」。

55バーツで、下町の大衆食堂とほぼ同じ価格でしょう。

 

空港と違って値段がハネ上がらないのはテナント料が安いからでしょうか。

 

 

タイのぶっかけ飯、こちらも良心価格。

でも種類少ないですね。

 

下段右から二皿目、コレにだけ英語が振ってありますね。

コレは、タイ語が読めない外国のムスリムが間違えて豚肉を食べてしまわない

為だそうです。

 

 

バン・スー駅に戻ります。

あくまで現役の「駅です」廃線になったわけでないです。

 

ごく一部の北・南本線の旅客と貨物線の需要があります。

 

 

屋台に占領されてますね。

 

けれどこのプラットホームも軌道も現役。

レールを見ればわかります。

 

 

ただ、絶望的にダイヤが減った為、こんな扱い。

 

 

タイの屋台は逞しい。

場所が空いたら、すっと入ってきて即馴染む。

 

タイだから、でしょうね。

 

 

新駅ができた、ならば我ら「タイ国鉄大好き人間」の心のふるさと「ファラポーン駅」は

どうなったのでしょうか。

 

 

安心してください、現役です。

いまだ国鉄東本線の始発ターミナルです。

 

 

一部の北・南本線の近郊線もここを始発としています。

 

結構本数多いですよ。

 

 

駅エントランスもしっかり清掃されている。

コレは定期的なメンテナンスでしょう、それとも近々お偉いさんが来るのでしょうか。

 

 

あと二階テラス、利用者の7割がファランさん(白人)のカフェも営業中。

 

 

そして、使われなくなったプラットホームが『鉄道博物館』になってました。

 

 

おお、きれいに残されていたようです。

ここまで引っ張ってきたのか、まさかの自走か。

 

 

お。

 

 

おお。

 

 

JR北海道のディーゼル特急車両ですね。

 

これ、現役でイベント列車やってるのではないでしょうか。

 

 

こちらは東本線の現行列車。

 

よかった、ファランポーン駅が廃駅になってなくて本当によかった。

 

実はチェンマイからエア・アジアのプロモ価格便でバンコクまで帰ってきてた

今回のタイ旅は終了です。

 

「食レポ」はもうちょっとだけ続きます。