劇団☆新感線2011年興行
「髑髏城の七人」
原作:中島かずき 演出:いのうえひでのり
2010年10月8日(土):青山劇場
「髑髏城の七人」は1990年に古田新太の主演で初演されています。善悪双方を同じ役者が演じるという配役で、劇団主宰いのうえひでのりが、休憩中の古田が煙草を吸わないように出ずっぱりにしたとか(・∀・)手を抜きたがる古田への罰ゲームだったみたい。
7年後の1997年にやはり古田主演で再演され、ここで現在のスタイルが確立されます。さらに7年後の2004年には古田主演の「アカドクロ」、市川染五郎主演の「アオドクロ」の2つのスタイルで再々演。これまでを踏襲した「アカドクロ」と、よりスタイリッシュな「アオドクロ」の2枚看板で上演が話題となりました。
そして今年2011年の「ドクロイヤー」は、主演を一新して「ワカドクロ」と呼ばれています。主な配役は以下の通り。
捨之介:小栗旬
天魔王:森山未來
無界屋蘭兵衛:早乙女太一
極楽太夫:小池栄子
兵庫:勝地涼
沙霧:仲里依紗
贋鉄斎:高田聖子
天部の将監:粟根まこと
三五:河野まさと
狸穴二郎衛門:千葉哲也
こりゃ豪華ヘ(゚∀゚*)ノ小栗旬の起用は、いのうえが他の舞台を観て抜擢したとか。「時計じかけのオレンジ」かな?しかし最も注目したいのは天魔王を演じる森山未來。新感線の舞台は「ハムレット」「メタル・マクベス」「五右衛門ロック」と、ロックオペラ2作に続く3作目。映画「モテキ」のキャンペーンとぶつかって大変だったんじゃないかな?
森山未來はダンス経験もあって、「モテキ」でもPerfumeといっしょに切れ切れのダンスを踊っています。今回は伊賀忍者を相手にした、扇を使った舞のような殺陣が美しかった。残虐非道な役を演じ、半笑いのまま仲里依紗演じる娘をボコボコにするシーンも(´ω`)←「モテキ」でもてあそばれた仕返し?
舞台は戦国末期、秀吉軍が攻め寄せる関東。北条の陣を襲う謎の集団は髑髏党を名乗り、関東の支配者は北条ではなく髑髏党であると告げる。一方関東荒武者隊の兵庫は、捨之介とともに戦火から救った女達を無界の里と呼ばれる色里に送り届ける。色里の主である無界屋蘭兵衛と捨之介は旧知の仲であり、関東支配を企み髑髏党を率いるのが「あの男」であることを確信する。
織田信長の元、影として働いていた捨之介は、同じ立場だった男が「天魔王」を名乗り、かつての信長のように振舞うことに憤りを感じる。しかし既に世を捨てた身。しかし蘭兵衛(森蘭丸)までも取り込んで、無界の里を襲う非道ぶりをみて、ついに立ち上がることになる。
今回は善悪を二人の役者に切り離すことで、落ち着いて観られるようになりましたが緊張感は薄らいだか?仲里依紗は舞台で声を潰していて、「モテキ」プレミアでもハスキーボイス(*´ω`*)チケットを獲ってくれた妹も言ってましたが、勝地はもう新感線の準劇団員(・∀・)捨之介×贋鉄斎から変更された捨之介(小栗)×兵庫(勝地)の100人切り!流石にかっちょ良かった。そしてさすがの栄子マン!乳ネタもばっちり決まるヘ(゚∀゚*)ノ
脚本には大きな変更もなく、二役だからできた天魔王と捨之介のすり替わりも、鎧を着せることでクリア。変わらないことで突っ込みどころも満載なんだけど、新感線らしいケレンはまずまず表現されていました。席は後ろから3列目ぐらいでしたが、キャパ1200の劇場では舞台全体を見渡せる、いい席になります。PAブースではいのうえひでのりも演技のチェックをしていましたよ(・∀・)

