モンベルのリュック サイクールパック | GT2 Days

モンベルのリュック サイクールパック

以前に書いた「リュックの背中汗対策 」(2011.5.24)後日談その2(だけど時系列ではこっちが先)。

リュックの背面部分に100均で買った猫よけを当てて隙間を確保した。
その後、夏本番を迎え、何とか乗り切ったが
結論を言ってしまえば、夏の盛りになってしまえばまさしく「焼け石に水」。

真夏でも走行中は風を浴びて汗が乾き、身体の熱も発散される。
背中に隙間を確保したことでこの効果は確かに増した。
しかし、私が大量に汗をかく体質であるのも原因なのだが、ともあれこの方法では限界があると感じた。

それと、以前の記事でも触れたが、猫よけのプラスチックのバリがTシャツを傷める。
特に吸水速乾素材のTシャツとは相性が悪く、おろしたてのTシャツでもすぐにほつれてしまい、悲しい気持ちになった。

そこで、翌2012年の夏を迎えんとする頃、自転車専用のリュックを買った。
購入したのはモンベルのサイクールパック 20。

おそらくシェアとしてはドイターのほうが大きいかもしれないが
ドイターのリュックは背面の腰部分にもパッドがついていて、これによって空冷効果がスポイルされてしまうのではないかと思い、モンベルを選んだ。

また、このサイクールパックは、背面メッシュの中央部分にスリットが入っていて、背骨との干渉が考慮されているように思えた。

その後、実際にひと夏のあいだ使用しての感想だが


やはり快適だった。


最も暑い時期だと、朝から30度近い中を走ることになるが、背中を抜けていく風が段違いに心地よい。
片道1時間弱の通勤経路において、猫よけリュックでは走り始めて15分ほどで「暑い」と感じていた。
それがモンベルのリュックでは30分ぐらいに伸びた。
通気性においては十分威力を発揮してくれた。

それでも、職場に着くころには汗が噴き出てる。
節電で空調の温度設定もあまり低くできないため、着替えてオフィスに入ってからもなかなかその汗が止まらない。

荷物を背負っている以上、身体に負荷がかかるのはいたしかたないことなのだが。



20リットルの容量も、着替えやタオル等をいれても余裕があり、却ってもう1サイズ小さい10リットルのものでもいいように感じた。

惜しいポイントとしては、やはり重さを感じることか。
背面にアルミで枠を作り、隙間を確保している都合上、そのアルミの分重量感がある。
ちょっと持っただけや、店で試着してみただけではそれほど感じないが、毎日の使用となるとその微妙な違いが思いのほか大きく感じられるのだ。

涼しさを採るか、軽さを採るか。
この手のアイテムには避けて通れない課題だ。

もう一つの惜しいポイントは、小物の収納がイマイチなこと。
メインの収納部分に小物用ポケットもあるにはあるが、背面補強と干渉して柔軟性に欠け、入れられるもは限られてくる。
左右の腰ベルト部分にもポケットはあるが、ここにあまりものを入れすぎると、通気性に影響する。
私は夏の間、ここにはもっぱら指きりグローブを入れていた。あとは鍵かな。

背中部分を空気が流れていくメリットは、何も夏に限った話ではない。
秋から冬、春においても重要だ。
寒い、またはちょっと肌寒いくらいのとき、身体の前面と背面で感じるその寒さが均一になるため、服装での調節が楽になるのだ。
普通のリュックで、寒いと感じて一枚羽織ったとしよう。
前から受ける風に対しては丁度いい防寒となるが、背中が暑くなる。
逆に、背中があったかいからとその一枚を羽織らずにいると、お腹が冷えてしまうという経験はないだろうか。
寒さの感じ方も個人によるが、基本的に暑がりな自分にとって、意外なところで恩恵にあずかることができたのも事実だ。

同じ2012年の夏にシクロバッグを購入 し、どうにも暑い日は初めから荷物を背負わず、ハンドルに装着するようにした。

そして現在はTOPEAKのダイナパックDXをメインで使用している


モンベルのリュックは自転車通勤の第一線から退いているが、今後も荷物の多い時などに使用するつもり。


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