11月7日(日)

ニッセイカップジュニア埼玉支部大会の1回戦(於:埼玉杉戸ボーイズ球場)


対戦相手は、10月の選手権大会埼玉県予選ベスト8の日高ボーイズさん。


大宮七里ボーイズは、ここのところ打線が振るわず、エラーがらみで負けてしまう大会が続いていたため、今のチームに何が足りないのかを自分たちで考え話し合う時間を設けたり、ナイター練習も積んだりして、気持ちを新たに本大会に臨みました。


大宮七里ボーイズは、スターティングメンバーの一部を入れ替え、先発投手は、キャブテン佐藤くん、ファースト清水くん、ショート船水くん、ライト黒澤くんが守ります。


試合開始前の円陣では、児玉くんが恒例の激熱トーク?でチームの士気を高めます。


先攻の大宮七里ボーイズは、1、2回とも、日高ボーイズエースの巧みなコントロールに押さえられ、チャンスが作れません。


この嫌なムードを変えたのか、8番黒澤くんの一振りでした。

3回の表、先頭打者の黒澤くんが強振すると、打球は左中間を抜けて、外野フェンス付近を点々とします。


センターとレフトがボールを追いかけている間に、黒澤くんは、二塁を回って三塁へ。この時、ボールの中継の状態を見た三塁コーチャーの児玉くんが、大きく腕を回します。

それを見た黒澤くんは、スピードを緩めることなく本塁に突入。中継のボールがキャッチャーに戻る前に・・ホームイン!


コーチャー児玉くんの好判断もあり、黒澤くんは、入団して初めてとなるホームラン。

在籍する中学校で生徒会長に当選したばかりの黒澤くん。自分自身で見事な祝砲をあげました。


この黒澤くんのランニングホームランに刺激され、大宮七里ボーイズ打線に火がつきます。


9番樽井くんがフォアボール、1番佐藤くんがレフト前ヒット、2番船水くんは三塁線の巧みなセーフティバントで満塁にすると、4番樋口くんは、センターオーバーのツーベースヒットを放って走者一掃。

さらに5番丹治くんの犠牲フライで、この回、一挙5点を奪います。


その後、大宮七里ボーイズは、4回に3点、5回に1点を奪います。


守っては、先発の佐藤くんが、5回を散発2安打に押さえ、6回はリリーフの前島くんが三者凡退に押さえて、9対0で5回コールド勝ち。

久し振りの快勝でした。


この大会から、監督が「競争」をチーム方針として団員たちに伝え、スターティングメンバーは、その日にならないと分からないようになりました。


この日は、いつもはベンチメンバーの黒澤くんがホームランを含む2安打、清水くんもヒット1本を放ちました。1年生の船水くんはセーフティバントを含めて3安打。


先発の座を佐藤くんに明け渡した前島くんは、リリーフで1回を三者凡退に押さえ、スタメンを外れた松﨑くんも代打で登場して、センターオーバーのツーベースヒット、代走の鈴木くんは1得点。守備固めで森田くんも出場しました。


チーム内で競争し、一人一人が自分の良さを活かしたプレイができるようになれば、勝利は自ずと付いてきます。


全員出場の仲良しチームではなく、互いの個性が相乗効果をもたらす、そんなチームに変わっってほしいと思います。