子供がよくする忘れ物はなにかな……



それは、純粋な心と笑顔かも知れない。



たまに子供が通学する時間に車を運転する時があるけど、もう小学校高学年ぐらいで子供の表情が大人みたいな表情に見える時がある。



俺はYouTubeで赤ちゃんの動画をよく見るから、オススメに可愛い赤ちゃんの動画がいろいろ流れてくるけど、赤ちゃんの瞳を見てると、



「なんてキラキラしてて透き通ってるんだろう…」



と思う。



俺の瞳が汚れて濁ってるからか、なおさらそう思う



赤ちゃんの笑顔は本当に自然だ。気を使った笑顔や表情ではなく、本当に嬉しそうに笑う。自分のしたいことを一生懸命にしようとするし、何も裏側を感じない行動だ。



動画のコメントには、



「何、この天使?」



「ずっと見てられる」



「笑顔が本当に可愛い」



こんな言葉が並んでる。

 


しかし、赤ちゃんはなんでこんなに可愛いのか?



それは「ベビースキーマ」と言われている概念であり、幼い動物が持つ身体的特徴だ。短くて太い手足、体に対して大きい頭、この姿は「可愛い」という感情を喚起させる特徴であり、この姿の事を「ベビースキーマ」と言うらしい。



なので、赤ちゃんを見るとほとんどの人は赤ちゃんを守ろうとする行動を自然に取る。



さらに、笑ってる赤ちゃんは泣いてる赤ちゃんより、大人から可愛いと思われるから、赤ちゃんは相手を選ばず反射的に微笑む能力も持ってる。



つまり、赤ちゃんが可愛いのは生き抜くためだ。



生まれたばかりでは何も出来ないから、周りの大人に守ってもらうために可愛いのだ。



すごいね、生物は。



確かに生まれながらに人を睨んで舌打ちしてるような赤ちゃんでは、すぐに育児放棄されそうだ。



しかし、姿形は大人になるにつれ、可愛くなくなるのは仕方ないが、相手を選ばず笑顔で接するのは人間関係を円滑にするためには必要な能力だと思う。しかし、この能力は大人になるにつれ忘れていく。



赤ちゃんの時は誰でも持ってた能力なのに。



集団生活に慣れるのは今の社会で生きていくには必要だとは思うけど、集団の中で生きるうちに忘れてしまう事も多くなると思う。



俺も赤ちゃんの時は純粋で可愛い笑顔だったのかな。



自分では確認しようがないが、俺がどんなに問題を起こしても、両親は決して俺を見捨てることはなかった。



だから、自分で書くけど、赤ちゃんの時の俺は絶対に守りたくなる笑顔で毎日笑ってたんだと思う。



この時の子供の笑顔を覚えてるから、親はずっと子供の味方なんだと思う。



「子供がよくする忘れ物」をテーマに記事を書き始めたが、よく考えると大人がよくする忘れ物の方が子供より遥かに多いな。



その、大人がよくする忘れ物は、相手を選ばず微笑む笑顔と純粋な心だ。



大人になるにつれ、自分が生まれながらに持ってた、周りの人に愛される為に必要なものを段々と忘れていってしまう…




悲しいことだけど、これが大人になるということだ。



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