僕が生まれ変わるなら、
人の痛みが自分の痛みとして
感じられる人間として生まれ変わりたい。
そんな人間になることで、
人を傷付けてしまったら、
すぐにその人の痛みが分かり、
次から
「この言葉は言わないようにしよう」
「この行動で傷付く人がいるのか…」
こんな風に、
すぐに間違いに気付ける人間として
生きて行けるからだ。
僕は無知で愚かな人間として
生きて来たから、
人を傷付けてたことを
何年も後になって気付いたり、
もしかしたら、
今でも人を傷付けた事に
気付いてない可能性もある。
よく
「あなたの気持ちは分る！」
というセリフを
テレビドラマや映画などで
聞くことはあるけど,
でもそれは、
本当の意味で、
その人を気持ちを分かってない。
その人のその時の悲しみは
その人の中の最大の悲しみだから、
他人では絶対に
その人の痛みの大きさなんて
絶対に理解出来ないはずだ。
だから僕は人の痛みが自分の痛みとして
感じられる人間に生まれ変わりたい。
今度は僕を本当に心配してくれた人を傷つけず、
僕を本当に好きでいてくれた人の
心が離れないように
自分の言葉と行動をすぐに改めたい。
人の痛みが自分の痛みとして感じられる人は、
人を誰よりも大事に出来る人間に
なれる可能性がある。
今の僕は
自分のためだけに生きる人生に虚しさを感じ、
生きる意味も見えない毎日だ。
そんな自分の幸せは、
生まれ変われるとしても、
大金持ちになったり、名誉や身分のある人間、
容姿の良い人間に
生まれ変わることではないと感じる。
罪深い僕は、
人の痛みを自分のことのように感じられる人は、
誰よりも人に優しくなれる人間に
なれると信じたい。
でも、
本当に生まれ変われるとしても、
いきなり誰よりも人に優しい人間に
生まれ変わるのはダメだ。
人の痛みを
自分のことのように
感じる人間からじゃないとダメだ。
だから、僕は
人の痛みが自分の痛みとして
感じられる人間から始める。
僕は自分のためだけに
生きることの虚しさを知ってしまったから、
生まれ変われるなら、
痛みを知るところから始める。
まずは人の痛みが
自分の痛みとして
感じられる人間に生まれ変わりたい。
ここから生まれ変わる。
