吉野 敏明のFB記事から
【吉野院長のつぶやき その58 =影響力の鍛え方と使い方= 自分の興味のあることを社会に広めたいのなら、先ず社会の興味があることに自分興味を合わせろ。それが出来るようになったら、社会の興味が自分の興味にあうようになる】よく、SNS などに自分の考えや自分の行動がいかに正しいか、そしてそれが世の中がわかってくれないのがいかに世の中がおかしいか、などと訴えるする人がいる。そういう人に限って、ほとんど影響力がない人だ。我々の業界でいえば、この治療は正しくない、とか、わたしのする〇〇治療こそただしい、というような人だ。こういう人に限って、一般書の著作が無いとまでは言わないが、治療の実績がない、論文の著作が無い、受賞もしたことがない。そのようなドクターには、患者も社会はまったく興味がないのだ。社会の興味に合わせて自分の興味を合わせる訓練をしなければ自分の言うことなど誰も聞いてくれない。これは大衆に迎合をしろというのではない。一体、社会が何を世間に要求しているのかを敏感に察する能力がなければ何もできないから、この能力を磨くのだ。
経営コンサルタントの小宮一慶先生は『毎日、日本経済新聞を先頭から読め』とおっしゃる。
読売や朝日や聖教新聞や赤旗ではダメで、日経新聞であることが大事なのだ。
日本は自由主義・資本主義社会。
経済活動は全てこれに基づく。
このシステムに基づいて利益を上げ、社会資本を永久に増大させる、というのが自由主義・資本主義社会だ。
日本は他先進国と同様、このシステムを採用している。
その社会資本を増大させる情報で、重要でかついち早く得なければならないことが順に書いてあるのが日経新聞だからだ。
なので、日経新聞を先頭から順番に読むのだ。
新聞の記事だけではない。どんな広告がでているのか、それによってどんな業界が伸びているのか、それによってどんな社会状況をつくろうとしているのか、だからどんな本が流行っているのか、日本経済新聞にはこれらのことが最も簡単にわかるように配列されている。
もし時間がないのなら見出しだけでもいいから順番に毎日よむ。
これは日経新聞に限らず、どの業界でもそうだ。
医療業界であったら、例えばメディカルトリビューンなどを読み、どの薬を売り出そうとしているのか、どの学会が新しいガイドラインを出そうとしているのか、などを診て洞察し、将来を予測して医療業界の興味と自分の興味を一致させていくのだ。
広告業界なら広告業界、不動産業界なら不動産業界、なんでもそうだ。
私も医療という狭い業界において、これからどんな疾患が増えるのだろうか、それによってどんな治療がもてはやされるようになるのであろうか、ということを考えに考え抜いて研究をし、実験をし、これらを学会で発表し、論文を執筆し、それを国内外で講演してきた。
小宮先生の著作を読む前からそうしている。子供のころからだ。
例えば、わたしが20歳ごろにバンドをしていた。
もちろん、自分の好きな曲を演奏したい、ということはある。でも、素人のヘタクソな曲などだれも聞いてくれない。
わたしが当時好きだったのはCASIOPEAや高中正義などのフュージョンやJAZZだ。
でも、当時はやっていたのはマイケルジャクソンやマドンナやシンディーローパーやディスコサウンドだ。
なので、流行っている曲を徹底的に分析し、コード進行、一分間に何拍あるか(曲のスピード)、何調の曲なのか、これらを何十何百もの曲を分析した。
いまでいうJ-POPも同様に分析し、これらをCASIOPEA風にアレンジして作曲・編曲したのだ。
ベースがいまでいうLGBT、女装する男性愛者、という設定にして、キーボードと私の禁断の愛という設定にした。
みるみるファンが増えて、ファンクラブもできた。
そのあと、本来自分が作曲したい曲を作り、演奏したい曲を弾いた。
でもファンは減らない。
なぜならば、観客の興味にあわせた演奏が、我々の興味のある曲相に観客が合わせるようになってきたからだ。
こうなったら、もう自分の好きな曲を作曲・編曲すればよい。
流行に乗る、というはそういう事だ。
もちろん、自分の興味というのは興味であるのだけれども、それを押し殺しても最初は社会が求める興味に対して自分の興味を合わせる努力をするのだ。
すると自分の興味のあることが少しは社会の興味と一致する部分がでてくる。
それを利用して社会の要求と自分の要求を合わせるのだ。
これを繰り返し繰り返ししていると、その内チャンスが回ってくる。
そう、一度や二度ではダメだ。
いまの仕事でもそうだ。
学会で発表したことをたまたまマスメディアが見ていると、新聞に出てくださいとか、テレビに出てくださいとか、一般書籍を出版してくれませんかという話が必ず湧いてくる。
わたしも最初に出た新聞は東スポの医療欄だ。
スポーツ新聞なんて…と腐らない。
その内、これが産経新聞や読売新聞になる。
その内、地方局のTVなども依頼がくる。
それを見た番組制作会社が、地上波ではどうですか?といってくるのだ。
その時がチャンスだ。
たとえば、自分が出版した本に自分の興味のあることを5%程度ちりばめておく。
この5%というのが大事だ。
興味のない話は誰だって聞きたくないが、5%ぐらいなら聞いてくれる。
そしてこの5%が、新規事業開拓・新規顧客開拓につながるのだ。
すると今度はその5%のことで講演の依頼や出版の依頼がくる。
するとどうだろう、今度はこの5%がなんと私が言いたい事全ての話、出版、TV放送になるのだ。
そしてここで手を抜かない。
こうやっている間にも、その次に興味があることが私には芽生えるので、その話をまた出版物やTV放送に5%ちりばめるのだ。
気が付くと、テレビで自分の言いたいことだけを言えるようになっている。
自分の興味があることを世間に知らしめたい人は山ほどいる。
よく考えても見てほしい。
興味のない話、しらない人の話など、だれも聞きたくないのだ。
聞きたいのは専門家の意見、肩書のある人の意見、自分の好きな人の意見だ。
それをなんの肩書も無い人が一生懸命、ブログやSNSに書いても、一笑に付されるだけだ。
それはまるで山籠りをして素振りの練習を一生懸命しても、いつになってもプロ野球に入れないのと同じだ。
先ず、甲子園にでるのだ。
そこで活躍するのだ、TVに映るのだ。
そして、ドラフトに掛けられて、プロ野球に入るのだ。
そこで活躍するから、好きなメジャーに行けるのだ。
高校生の分際で、この練習は正しい、正しくない、とか先生や監督に宣っても、もしそれが正しいとしても、メジャーには行けないのだ。
まずは、大衆の興味があるところと自分の興味をすり合わせるのだ‼
自分の興味があることを社会に出て影響を行使できるのはその次だ。
自分の興味があることを、自分の周りにの事にその正当性を訴えても、たんなるママゴト。
繰り返す。
どんなに正しい事であったとしても、先ずは社会の興味があることに自分興味を合わせろ。それが出来るようになったら、社会の興味が自分の興味にあうようになるのだ。
影響力を鍛える、影響力を行使するとは、こう言うことだ。
編集後記 頑張ることを楽しめる自分にならないと!!
サイバー空間情報局。 発行者 感謝教教祖 高澤 光夫
