こんばんは
今日は私が
フラダンスの
インストラクターを
していた頃のお話です
フラサークルの
メンバーである Kさんは
愛する旦那さんに先立たれ
娘さんと二人で 暮らしていました
" 健康のため 体を動かしたい "
と 毎週休まず
練習に来ていたKさんですが
ある時 突然
" 先生 私 フラダンス辞めます
でも一年経って
またやりたいって思ったら
その時 戻って来ます "
・・・そう言い残して
そのままパタリと 来なくなりました
やがて 一年が過ぎたころ
" また フラダンスをやりたい "
と 本当に連絡が来て
Kさんは サークルに
戻って来ました
一年ぶりに会った Kさんは
以前より声が大きく 元気いっぱい
そこに立っているだけで
場の空気を 明るくしてくれます
他の メンバーの人達から
" この一年 どうしていたのか "
を聞かれると
Kさんは こんな話を
してくれました
" 私ね 娘と別々に
暮らすことにしたの
もう あの子もいい年齢なのに
そばに居ると どうしても
自分が疲れてても
甘やかして世話しちゃって
・・・それで いろいろ考えて
お互いのために 少し
離れた方が良いと思ってね
・・最初はやっぱり
何かと心配だったり
一人が寂しく感じた事もあったけれど・・
娘も元気で しっかり
やってくれてるし
私も 自分が好きだった事を
もう一度思い出して やり始めたら
凄く楽しくって "
そう言いながら
" ねぇねぇ これ見てよっ
家で 育ててるのーっ "
と Kさんが
カバンから出して来た写真に
写っていたものは・・・
目を疑うほどの
生命力に 満ち溢れた
美しい 花々
" ベランダから外 部屋の中も
大好きなお花でいっぱいにしたの
それで毎日 可愛がっていたら
今では不思議と
お花の気持ちがわかるのよー "
その場に居た
誰もが圧倒されるほど
迫力満点の 写真を見ていると
真っ直ぐで 素直な
Kさんの愛情にこたえるように
花達もまた 喜びの中
綺麗に 咲き誇っているのだと感じました