神々の黄昏はやはり難しい。まずはオーケストラ。パッパーノはよく鳴らすが、鳴らしすぎ。メリハリがのある演奏ではなかったし、鳴らし方の好き嫌いがあるから、私には会わなかった。彼の「マクベス夫人@ショスタコーヴィッチ」はよかったのだが。

次に歌手。ジークフリートのトレレーヴァンは、よくぞ2年も続けて呼んだなという感じ。新国ですらセカンドだったのに、これでブーがほとんどなかったのは、何かのえこひいき?下手なイェルサレムを思い出した。

ブリュンヒルデも、高音の伸びが足りない。中音の伸びはいいのだが…

ハーゲンのリドルは、確かに声の「悪さ」は際立っていたが、彼にはハーゲンは低すぎたのでは?低音の微妙なメロディが十分歌えていなかった。

ROHのオケも今一歩。これなら東京のオケでも同程度の演奏は可能だろう。さらに演出は意味不明。何故彼が新国・ROHの演出を任されたのだろうか?

と書きつつも、意外と全体的にはよくまとまっていた演奏。それが神々の黄昏の力でもあり、難しさでもあるのだろう。