動物を飼うということは終生飼養を意味し、これは、大事なことです。

犬や猫の殺処分を無くすには、出口対策としての譲渡と入口対策における飼い主への啓発活動や避妊去勢などが挙げられます。出口対策・入口対策ともボランティアによるところが大きいのが現状です。

 

「茨城県犬猫殺処分ゼロを目指す条例」が平成28年12月28日の公布・施行から7年目を迎えています。本条例における「殺処分ゼロ」の定義は、人の生命及び身体の安全確保、公衆衛生の向上等のためにやむを得ない殺処分を除き、地方公共団体による犬及び猫の殺処分がなくなることを指しています。また、当初の「狂犬病予防」のための法整備による殺処分から、「県動物指導センターの引取り頭数」と「返還・譲渡頭数」の差異による殺処分頭数へと殺処分の質が変化していることを踏まえ、センターに収容している犬猫の譲渡等の出口対策に加え、収用頭数自体を減らすための入口対策、具体的には終生飼養をはじめとする適正な飼養、地域猫への避妊去勢手術促進への取り組みが、より重要度を増しています。

 

しかしながら、これらの実践はボランティアの方々によるところが大きく、ボランティア活動にも限界が見えてくるのではないかと危惧されるところでもあります。

 

そのためにも、多頭飼養により飼いきれなくなった犬猫の引き取りが増えないようにすることが肝要、動物を飼うということは、終生飼養することで、動物を飼う責任をしっかり果たすことです。皆さん、動物愛護について、一度、考えてみませんか?

 

 

 

小美玉市生涯学習センターコスモス 陽だまりスクエア マンスリー企画 7月のテーマは「動物愛護」