3月9日の「日経MJ」から・・・



出版会で書店以外の新たな雑誌販路への注目度が高まっている。

ネットと美容室、この2つの販路を紹介。


雑誌販売サイトの富士山マガジンサービスは、1ヶ月単位で申し込める定期購読サービス「月額払い」で需要を拡大。通常の定期購読は割引料金と引き換えに半年や1年と長期の契約が必要、「月額払い」は好きな期間に届いた分だけ後払いする方式を採用。経済的な負担軽く、解約も簡単、購読を試す動機付けの効果を見込む。2011年の新たな定期購読の受注件数は、「月額払い」でない雑誌が前年比11.5%増、「月額払い」雑誌は25.7%増。

国内で定期購読により販売される雑誌の年間売上は1000億~1500億円と伸びている模様(雑誌全体売上は9844億円、前年比6.6%マイナス)。出版社側にもネットを通じた定期購読はメリットが大きい。書店やコンビニなど通常の販売ルートは返品率が約40%、全国に雑誌を届ける上では大きな役割を果たしてきたが効率の悪さが目立つ、一方、ネット定期購読は基本的に返品なし、直接読者にとどくため、印刷や物流の無駄を省くことが出来る。


複合カフェなどへのコミック卸を手がけてきた、春うららかな書房、は返品を避ける独自の雑誌販売ルートとして美容室を開拓。現在全国約750の美容室に雑誌を販売、13年3月期までに3000店に増やし、5億円の売上高にしたい考え。



雑誌の販売が落ち込む中、売り方や売り先を変えて伸びている会社もあるんです。

どんな業界でもチャンスがあるんですね・・・要はお客さんの視点に立つことかな・・・