『どこよりも遠い場所にいる君へ』

2026年/日本 G 116分

原作/阿部暁子

監督/和田純一

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集英社オレンジ文庫から原作小説が出ています。

まつエクまでの時間に丁度良かったので見てみたのですが、正直初めは予告の段階で「青春系のアニメかな~」と思っていたんですが、実際見てみたら奥が深くて、登場人物のほぼ全員かなりのものを抱えていて、見応えがありました。

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とある事情があって、横浜(確か)から采岐島に住まいを移した高校生の少年、月ヶ瀬和希。

噂があっという間に広まる小さな島で、和希は学友たちと寮で生活していた。

本土から共に転校してきて、「王子」と呼ばれる和希の世話をかいがいしく焼く尾崎幹也もいて、ルームメイトも気のいい人たち。

けれどたまに物凄く一人になりたい気持ちになる時、和希は立ち入り禁止になっている「神隠しの入り江」で孤独を楽しんでいた。

ある日、いつものように「神隠しの入り江」にいたら、波打ち際に白いワンピースを着た少女が打ち上げられているのを見つける。

その場に居合わせたのは、高津というぶっきらぼうで口が悪く、信頼していいのか分からない不審な男。

高津は目覚めた少女――秋鹿七緒に「今、西暦何年だ?」と尋ねた。

七緖は一度病院に運ばれて大事はないと判断されたあと、急に「腹違いの妹だ」と言い出した高津に引き取られ、彼が一人で住む豪邸の一室で暮らすように。

和希は七緖のもとを訪れるが、七緖は傷を負った猫のように警戒し、誰とも話さない。

けれど和希が毎日七緖を訪れ、ドア越しに今日あった事などを報告しているうちに、七緖はお礼に蒸しパンを作ってくれた。

かつてピアノのコンクールで優勝した経験のある和希は、ある事情でピアノから遠ざかっていたが、七緖へのお礼に彼女が口ずさんでいた『翼をください』を弾き、心を通わせる事に成功。

しかし采岐島に伝わる「神隠し」「客人(まれびと)」の伝説や、和希に敵対心を抱く男子クラスメイトなど、複雑な事情が絡み合い……。

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可愛い系の絵柄だし、爽やかな青春アニメかと思いきや、思いの外ドロドロで……。

原作小説はかなり読み応えがありそうだなと思いました。

同様のタイトル、同イラストレーターさんによる著作があと2作あるんですが、関連作なのか、別の物語なのか……。気になります。

結論を言えば、恋愛主軸というよりは複雑な設定が絡み合ったファンタジー要素のある青春ミステリーみたいな感じで、恋愛要素は割と薄めです。

でも個人的に凄く良かったと思います。
 

 

 

 

2026年10月13日(火)