「こんなのもう捨てれば?」



「ダッ、ダメだよ!!」



思わず出た大きな声。



「はっ?お前、ゴミ集めるのが趣味なのか?」



「なっ、何言ってるんだよ!?ゴミなんてとんでもないよ!!

これは俺にとっては特別で。

むしろ宝物みたいな物なんだ。」



「はっ?意味わかんねー。」



怪訝な顔して眉を寄せた清居。



何か思い出しているのか

対照的パッと花が咲いたみたいに

満面な笑みを見せる平良。



嫌な予感がする






予感的中。



「これはねっ、

清居と初めてお出かけした時に貰った

遊園地の館内図で。

これは初めて二人で行ったレストランで

待ち時間に清居が落書きしたメモでしょ!

あっ、ちなみにこれは初めて清居と行った

川で拾った小石なんだよ!!

これなんてもう更にすごくて、、、」



「あーー、もういい。もう分かったから!!」



普段話す事を得意としてなくて。

緊張すると吃音まで飛び出すくせに、

何だこの変わりようは。



一たび興奮スイッチが入るとまさに平良ワールド。



俺の話すら聞こえなくなるくらい

それはもうすごい勢でたちまち饒舌になる。


目なんてキラキラさせて

こんな物を本気で宝物だと言うコイツは

本当にどうかしてる。



「き、清居?

もしかして…怒ってる?」



さっきまでの笑顔とは一転、

ふと我にかえると一片に不安な表情へと変わる。



「お前本当、キモっ。」



「知ってる。」



「でもっ



こいつがキモいって言うなら

こんな変態を愛した自分もキモいって

事なのか

自問自答しても答えなんて見つからなくて。



だったらもぅそれでいい。

そんな事、どうだって構わないから



俺はただこいつが必要で、こいつじゃなきゃ

ダメで…。

ずっとそばに居たいって

心の底からそう思うんだ



「平良、こっち!!」



「えっ?」



「だっ、だから…

そんなとこいないで、俺の隣にいろよ…。

なっ?」


照れ臭くて口を尖らせてゴモゴモしながら

そう伝えた。



クソっ、何でこの俺が!



キモウザの平良にこんな事を言わなきゃ

ならないんだ!!



気に食わない反面俺から歩み寄らないと

結局コイツには何も伝わらなくて。



顔を見ると平良はまたドゥフって気持ち悪い笑顔を見せて満足そうに微笑んだ。



ああ、本当キモい。



だけどそんなキモウザの平良が堪らなく

愛おしいんだよ





〜あとがき〜



こんばんはスター照れ

突然の美しい彼の短編。



どうした?って思った方がほとんど

だと思うけどアセアセ



ここにはあまり書いてこなかったけど

FANTASTICSに

娘とひたすらハマっておりまして笑



地方だのリリイベだのライブも山ほど

通わせていただいておりますチョキラブラブ



推しはここでも登場した

八木勇征くんキラキラキラキラ



そして瀬口黎弥くんの

ユセレヤコンビが大好きで爆笑流れ星



激ハマりしてるわけですラブ



まぁもちろん本命は臣以外

あり得ないんだけど!!笑



そんなわけで

"劇場版美しい彼eternal"も

もう10回くらいは見に行ってるくらい

ハマっている大好きな作品なので

こちらにもと思い

ショートストーリーで書かせて

頂きましたキラキラキラキラニコニコ




今後もユセレヤストーリー

あげてきたいと思いますので

臣ストーリーと平行に

よろしくお願いいたしますピンクハートピンクハートピンクハート