焼肉屋さんで
鉢合わせしてから数日…



どんなにやりきれない事が
起きたって
時間だけは刻々と過ぎて

また何気ない日常を
繰り返す



あの日以来、
臣くんの事が頭から離れない



まるで別れた直後に
タイムスリップしたみたい



自分でもどうしたらいいのか
分からなかった



こんなどうしようもない私にさえ
壱馬は優しくて…

ずっと
気にかけてくれていた



そんな中、
LINEがなる



壱馬"今夜少しだけ行っても良い?"



仕事帰り

普段より早く身体が空いたらしく
夜になって壱馬が訪れた



今日は一日中スタジオで
顔が少し疲れている



壱馬「少しは元気出た?」


ミサ「この前はごめんね、、、
         
         もぅ大丈夫!!」


壱馬「それやったらよかったわ😊」


ミサ「もしかして、気にしてくれてた?」


壱馬「当たり前やん!」


ミサ「いつもごめんね💦

         壱馬こそ大丈夫?
         なんか疲れてそう💦

         無理してうちなんて寄らないで
         真っ直ぐ帰れば良かったのに💦」


壱馬「ミサさんなんも分かってへんなー!

         疲れてる時やからこそ
         好きな人の顔が見たなんねん!」


ミサ「それ、、、私
         なんて言って良いか分かんないやつ…//」


壱馬「フフッwそうやなw

         勝手に心配して来てるだけやし
         俺のことは別に気にせんでええよw


ミサ「壱馬って変わってるよね!?」


壱馬「どこが?」


ミサ「だってさ、周りには可愛いくて
         若い女の子も沢山いるでしょ?

         そんなにイケメンで好青年で。
         それなのに何で私みたいなオバさん…」


壱馬「ミサさんは全然
         おばさんなんかやないよ!

         自分でそうゆう事言うなやw」


ミサ「だって…

         ごっ、ごめん…」
   

壱馬「別に謝ることでもないけどなw

         ってかずっと気になってたんやけど
         めっちゃええ匂い…
         もしかしてなんか作ってくれてた?」


ミサ「こんな時間だし
         お腹空いてるかなって思って…

         好き嫌いとか分かんないから
         適当に作っちゃったんだけどw」


壱馬「ちなみな何?」


ミサ「ビーフシチュー」


壱馬「マジで!!大好物!!!」


ミサ「よかったぁ😄」



壱馬との何気ない会話



だけどすごく元気出る



私はこの優しさに
いつも甘えてしまっている



そんな楽しい空気が
この先…



激しく
激変する事になるなんて…



この時の私には
想像も付かなかった…