仲直りして以来
私はすっかり元気を
取り戻していた
薬も体にあっていたようで
目眩や眠気、逆に不眠といった
症状が多少は出たものの
軽いもので済んで…
今は少しずつ落ち着いてきて
前向きに治療に
専念出来ていると思う
あれ以降カウンセリングには
都合をつけて
臣くんも出来るだけ
一緒に来てくれる
本当に心強かったし
それだけでもすごく前向きになれた
1人じゃないって
思えたから…
仕事も少しずつ忙しくなっていって
プランナーとして
活躍の場を広げていた
ここには
新郎新婦様の幸せな姿
ご家族様の笑顔や
ゲストの方々の笑顔が
溢れている
やり甲斐と
幸せを感じていた
茉由「ミサ先輩〜ぃ!!」
ミサ「茉由ちゃん!お疲れ様😊」
茉由「先輩最近なんだか楽しそうですね
何かいい事ありました?」
ミサ「ん〜どうだろぅ…」
茉由「もぉ〜また勿体つける!💦
先輩って意外と秘密主義ですよね?」
ミサ「そうかな〜?そんな事ないよ」
茉由「ん〜確かにプライベートな事とか
全然話してはくれるんだけど〜、
彼氏さんの話になると
なんかうまくはぐらかしません!?
まさか…言えないような相手とか?
家庭があるとか昔捕まってて
前科のある人とか、ヤクザさんとか?」
ミサ「茉由ちゃんのその想像力すごいなw」
茉由「え〜ハズレですか?
じゃぁどんな人なのかいい加減
教えてくださいよ!
仕事とか?何やってる人なんですか?
カッコいいですか?」
ミサ「フフッw
そうだなぁ〜
凄くかっこいい人だよ!
外見だけじゃなくて内面も✨
仕事はまぁ…
ちょっと特殊っていうか…
たくさんの人に夢を与えられるような
素晴らしい仕事かな!」
茉由「あ〜分かった分かった!
ディズニーランドとかじゃないですか?
特殊って事はキャラクターの
中に入ってる人とか?
すごいじゃないですかー?
そんなの普通できないですもんね!
倍率もやばそうだし!!
確かに夢を与える仕事だぁ
そうですよね!?
ねっ?当たりでしょ?」
ミサ「えっ、、、💦
うん…そんな感じ…かなっw
すっ、すごいね茉由ちゃん💦
大正解!!w」
茉由「うっそ〜本当ですか?
やった!当たっちゃった
茉由そうゆう勘鋭くて割と
当たるんですよね!
占い師とか出来るかもしれないw」
ミサ「フフッwそうだね!
こんな可愛い占い師さんなら私も
占って欲しいかなw」
臣くんがキャラクターってwww
でもまぁいいかw
本当の事も言えないし、
あのまま質問攻めにあってたら
言わざるおえない感じに
なりそうだったし😅
私は一人でクスクス
笑いを堪えていた
ミサ「茉由ちゃんこそ最近ずっと
楽しそうだけどなんかあった?
前に話してた片想いしてた人?
なんか進展あったとか?」
茉由「え〜バレてました?w
もぉ〜絶対内緒ですよ!w
実はこの前二人でご飯行って
キスされちゃいました」
ミサ「え〜そうなの?!
すごい急展開!よかっじゃん
それってもぅ付き合ってるってこと?」
茉由「いやいや、
そんなんじゃ無いですよー💦
それに彼女さんいるっぽいし…」
ミサ「えっ?そうなの?そう言われたの?」
茉由「ハッキリは答えなかったんだけど
でも否定もしなかったし…
絶対いるんだと思います…」
ミサ「そうなのかぁ…
でも彼女いて他の子に手を出すような人じゃ
どうなの?ってちょっと
思っちゃうけど、、、」
茉由「そう思いますよね💦
でも私もぅたぶん5年以上とか
ずっとずっと大好きな人で…」
彼に対する想いを目を輝かせながら
話してくれた
話しながらも
思い出しては恥ずかしそうにしたり
嬉しそうにニコニコしたり…
本当に大好きな気持ちが
たくさん伝わってきた
ミサ「茉由ちゃん大好きなんだね!
めっちゃ可愛い
その人の事は知らないけど
でも少なからずあっちから
キスしてきたって事は、
茉由ちゃんの事気に入ってる証拠だし
キスを切っ掛けに今頃彼のほうも
意識してるかもしれないよ?
彼女だって本当にいるかも
分からないんだし!
どんどん積極的に連絡取って頑張りなよ😄
私応援するから」
茉由「センパーイ」
私達はすごく気があって
いつの間にかたくさんの事を
話す中になっていた
茉由ちゃんの人懐っこい所
明るくて可愛い所が
大好きで
片想いしてる彼とも
うまく行って欲しいって
本当にそう思っていた
まさかその相手が
臣くんだなんて夢にも思わなくて…
今思えばお気楽で
バカすぎるアドバイス…
神様は意地悪…
何もあんなカタチで
真実を知る事になるなんて…