アルバム


乞食の母親らしき者はいう。


まあ、


母親かどうか


怪しいものだがね。


『将来この子が、


他人のものを盗らないという


証の為に


両腕を切り落とした』と。


この子は将来


立派なチャンとした


乞食になります。


という宣言であると同時に、


あわれみと称賛ののコインが


欲しいという本音から、


幼児の両腕を切断している。


アルバム

まず、


その切断の方法は


恐怖心をまだ知らない


幼児のころにやる。


片腕をやり、


その傷が癒えた頃、


もう一方の腕を


ナタで叩き落とす。

世界最大の


民主国家インドには


遠い過去から


引きずるカースト制度が


今でも息づいています。


近い将来、


先進国の恵まれた若者達は、


貧しさというものが


どういうものであるかを


高い金を出して


見学する日が


来るかも知れない。


その前に、


ちょっとそのさわりを・・・


アルバム

アルバム

おさわりではありません。


さわりです。


 カースト制の持つ


残虐制と悪性。


これの廃止、


あるいは穏やかな制度への


転換に最も


反対しているのが、


知識階級、


あるいは次代を


になう学生達だという。


アルバム

つまり、


生まれながら得た


上流階級の慨得権である。


これを手放すのが


どうしてもおしい、


というのだ。


まるで、


何処かの国の役人の


許認可権と同じだな。


カースト制度の


残虐さに比べれば、


許認可権ぐらいじゃー


おっつかないけどね。