こんにちは!
おみきの会実行委員長の
セイジ@MJYT です。
おみきの会実行委員の忠行さんより、
素敵なお話をご紹介いただきました。
まさしく「最高」なお話ですので、
読んでみてください。
〈ここから〉
野口嘉則さんから素敵な話が
紹介されていましたので紹介させて下さい。
『アシュタバクラの話』
昔、インドにジャナカ王という
王様がいました。
そして、その家臣に
アシュタバクラという者がおりました。
王様から、
「これについて、おまえはどう思う?」
と聞かれると、
アシュタバクラはいつも、
「起こることは、すべて最高のことでございます」
と答えました。
王様は、そんなアシュタバクラをとても信頼し、
いつもそばにおいていたのですが、
そのことに嫉妬した他の家臣たちが、
アシュタバクラに罠をしかけたのです。
ある日、王様が手に怪我をしました。
悪だくみをした家臣たちが
アシュタバクラのところに行き、
「王様が怪我をされたことをどう思う?」
と聞きました。
アシュタバクラは答えました。
「起こることは、すべて最高です」
家臣たちは、このことを王様に
告げ口しました。
「王様! アシュタバクラは、
王様の怪我のことも最高だと言っております。」
それを聞いて怒った王様は、
アシュタバクラを牢屋に入れました。
その日は狩りの日でした。
王様は他の家臣を連れて狩りに出ました。
王様は、一人で森の奥深くにまで入り、
そこで“人食い部族”に捕まってしまいました。
その部族は、儀式の時に人を生け贄としてささげ、
火あぶりにするのです。
ところが彼らは、火あぶりの直前になって、
王様が手に怪我をしていることに気づきました。
傷ものは生け贄にできないので、
彼らは王様を放免しました。
無事に帰って来ることができた王様は、
すぐにアシュタバクラを牢屋から出して、
あやまりました。
「おまえが言ったとおり、
わしが手に怪我をしたのは、
最高のできごとであった。
しかし、そんな大事なことを
教えてくれたおまえを、
わしは牢屋に入れてしまった。
そのことを悔やんでいる。
どうすれば、この過ちを
つぐなえるだろうか?」
すると、アシュタバクラは言いました。
「王様、私はいつも、
起こることはすべて最高だと
申し上げているではありませんか。
もしも、私を牢屋に入れて
下さらなかったら、私はいつも
狩りでは王様の側から離れないので、
いっしょに捕まっていたことでしょう。
そして、怪我をしていない私は、
生け贄になっていたことでしょう。
だから、牢屋に入れていただいて、
最高だったのです。」
これを聞いて王様は悟りました。
「起こることは、本当にすべて最高なのだ」
〈ここまで〉
いかがでしたか?
「おみきの会」では、このように
都合で参加いただけない方や、
参加したけど話し足りないよ~という方からの
貴重な情報も随時ご紹介していきます。
「これをぜひ多くの方にすすめて!」
という本やお話等ありましたら、
ぜひメッセージをくださいませ。
(掲載の可否について、実行委員で
検討させていただく場合もありますので
あらかじめご了承ください)