以前もご紹介しました松尾大社(★)。
今回は以前から気になっていました松尾大社で磐座登拝してきました。
後ろに見える松尾山(標高223m)を登って、
今なお残る磐座(いわくら)を参拝するのです。
松尾大社は、ご神体(磐座を削ったご神体)をまつる社殿として
松尾山のふもと(今の松尾大社)に飛鳥時代に建てられたとされています。
なんでこの場所だったのかは定かではなかったようです。
それが、2012年10月の台風被害で裏山の10本以上の樹木が倒れ、
国重要文化財に指定されている本殿の屋根の一部が損傷を受けたんだそう。
その木を伐採した際に巨大な岩肌があらわになったそう。
専門家は「創建場所として磐座と似た巨岩のそばを選んだのではないか」
とみているそうですが、確かに似てます!
お写真はお借りしたものですが、むき出しになった岩と
磐座はよく似ています。
磐座一枚岩のような感じでもっと巨大で、
京都の街を見下ろすようにででーん!と鎮座しておりました。
すごい!自然ってすごいなぁ。
磐座への入り口はは鳥居をくぐり本殿の右側にあります。
1,000円かかります(2回目からは500円)。
早い話が山登りです(笑)
写真撮影は禁止なので、1枚もないのが残念。
入り口で自らお祓いをし、
鈴の付いた杖(必需品)と許可証、襷をいただいて登拝へ出発。
入り口まで係の方が丁寧にお見送りしてくださいました。
標高223mだし、往復で1時間程度と聞いていたので
楽勝楽勝!と思っていましたが、
係の方曰く、みなさん汗だくだくで戻られますよとのこと。
実際はもうしんどくてしんどくて、ハッキリと根を上げました(笑)
ところどころ整備されていますが、山のまんま!
足元は当然悪いし、急こう配だし、つらいつらい!
汗でるでるでるでる!!
磐座が見えてからがまた辛い!酸欠であくびが出る!
ずっと反復横跳びしてる気分でした(笑)
当然虫も多いんですが、
私の場合、ガンガン顔や手にぶつかられてました。
むこうにしてみたら、私こそが行く手を阻む存在なんですもんねぇ。
連休最終日での疲れもあったのでしょうが、
223m、おそるべし。
それでも登拝の道が出来ているわけですからありがたい。
昔の人は偉いです。
その分、磐座を見た時の達成感はすごかった!
帰りの下りはタッタカタと軽快に下って、やはり往復1時間。
汗まみれでした・・・。
書かれている急な上りは、私には超絶の急だった・・・。
しかしあの自然の中で、しかもほぼ山頂に
あれだけ立派な一枚岩が自分たちを見下ろしている姿を見たら
自然と手を合わせたくなりますよ、ほんとに。
そして上手い具合にあるんですよ、境内に甘味処が(笑)
疲れた体に最高に美味しい糖分!!
黒蜜くずきりがたまらんのです!
クールダウンしてちょっと元気が出たので、ついでに鈴虫寺へ向かいました。
1年中、涼やかな鈴虫の声が聞こえてきます。
鈴虫の音色と共に聞く鈴虫説法もあり、
何よりも願い事がむちゃくちゃ叶う!と言われてます。
ゆえに観光客で多いだろうなー。
多いかなー。
どうかなー。
はみ出てる!すげー並んでる!並んでるにもほどがある!
ということで、速攻リターン。
この暑い中、1時間以上も並ぶのなら違うところへ行った方が良いと思う・・・。
とはいえ、この時期は貴船神社も嵐山も、どこに行っても人だかりなので
あきらめて並ぶ方がいいんでしょうかねぇ。
せっかくの京都旅行はゆっくりまったり楽しんでいただきたいです!