さてさて。

あっという間に手術の日になりました。


事前に形成外科の看護婦さんから言われていたのは、

当日、手術着に着替えてもらう時は

下着、アクセサリーはすべて外しておいてください。

ブラジャーも金具が付いていたらダメです。

気になるなら無地のTシャツを着てもらっても構いません。

コンタクともダメです。メガネも事前にはずしてもらいます。

とのことでした。


ご参考までにどうぞ。
粉瘤4


形成外科に着くと、

私と同じ時間に手術を受けるサラリーマンと一緒に移動。


すぐに手術着に着替えることになったのですが、

下着、取らなくてもいいですよ。

メガネが必要なら手術台まで付けてていいですよ。

顔の手術ですから、あまり気にしなくても大丈夫です(ぷぷっ)。

とか言われ、恥をかく・・・。


えーーーーーーーーーーーーーーーーーー!


もうなんでもいいわいと思いながら、そそくさと手術台に乗る。

同じ手術部屋で、さっきのサラリーマンも手術するらしい。

へぇ。ほんとにたいしたことない手術なんだなぁ。


頬の右側だったので横向けに寝るのかと思いきや、

普通に上を向いて首だけ捻られる。

左手に感染症防止の点滴、右手に心拍数を計る機械を付ける。

点滴は手の甲に打つので、ちょっと痛い。

手術部分だけくりぬかれた布をガバっとかぶせられ、

もう何も見えない状態で待機。

ただし、ライトがもろに顔に当たっているのでちょっとまぶしい。


どうやらこの間のベテラン先生は補佐として付くらしい。

新米先生のトイレ待ちらしく、隣のサラリーマンの手術が先にスタート。

早く来いよ、新米!と待つこと10分。先生、登場。


まずは顔に麻酔の注射を打ちます。

あらやだ。痛いわぁ。程度の痛みでしたので大丈夫だと思いますよ。

数えていたら、合計6か所打ってました。

歯の治療時に打たれる麻酔のような感じですね。

2本目ぐらいまでは、痛いわねぇ程度でしたが、あとはほぼ感じず。


じゃぁちょっと麻酔が効くまで待ちましょうということで5分弱ほど待機。

え!もう効いてるの?という短さで手術がスタート。

痛かったら言ってくださいねぇと言われたけど、

痛い時点でダメじゃねーか。と思っていた私・・・。


まずは切開する図をほっぺたに書いていたようです。


粉瘤5

写真はお借りしたものですが、紡錘形に切開線をデザインして

ここを切って中の袋を出していくらしいです。


新米のデザインした図では傷口が大きくなってしまうようで、

ベテラン先生にデザインし直されるという会話が・・・。

おいっ!新米!大丈夫なのか、ほんとに!という冷や汗が出る(笑)


では始めます~という声とともに、スーっと切られている感じ。

痛みは何もないので気にならず。

しかし、手術中は終始、ベテラン先生によるレクチャーを受けながら

私の腫瘍をとる新米・・・。時間にして30分。



(以下、手術中のベテラン先生の声)


ちょっとここは代わろうか。

それ以上行くと、顔面の神経にあたるよ。

ほら、これが脂肪で、これが腫瘍。

これをキレイに取り出して。そうそう。

ちゃんと止血してね。

そこをもっと深くね。ちゃんと剥がして。そうそう。

ほら。最小限の傷口ですんだでしょ。

完璧に取れましたー。

あとは止血しながら縫ってね。


会話にデリカシーがないんだよっ!


おかげさまで、痛みは全くありませんでしたが、冷や汗がタラタラ出た!

その会話が怖い!グロイ!気持ち悪い(T_T)


そして手術中に流れてくる音楽は、そう、ZARDのアルバム。


負けないでもう少し~♪

あと少し~もう少し~♪


コントか(-_-)


しかも隣りのサラリーマンは手術中、執刀医と楽しく話しながら

あっという間に帰って行った!

新米、早くやれよ!もう帰りたいよ!と逃げ出したい気持ちでストレスがピークに。


普通の先生にあたれば何の問題もなく

手術はあっという間に終わりますのでご心配なく。


取り出したものを見せて欲しかったのに、さっさと病理検査に回されてしまった。

(HPで画像を見まくっていたので、すっかり免疫が付いてました)


手術後、何針縫ったんですか?と聞いたらば、


中を2針、上を4針です。


中を2針というのはどういうことでございましょうか( ̄△ ̄;)

という質問をする気力もなく、撤収・・・。


4日後に経過観察、1週間後に抜糸ということで

そそくさと帰ってまいりました。

手術着に着替えてから、手術、服を着て

手術室を出るまで55分間ぐらいでしたかね。

手術自体は、30分弱じゃないでしょうか。

粉瘤6

(手術直後の私。顔が少し腫れている・・・)



結局ですが、ホントによくある手術のようで、

ベテラン先生が新米看護婦に、

形成外科はこんな小さい手術ばかりだよ~と言ってました。

デリカシーはないのか!(笑)


手術後はまた形成外科に戻り、

看護婦さんから指示を受けて帰ります。


が!

また私の顔がチベットスナギツネに変身するのです(笑)


(つづーく。)